太平洋クロマグロの管理強化へ農水省が指針(05/11 21:13)

 農林水産省は、太平洋クロマグロについて、日本が主体的に資源管理を図って各国に働きかけていく方針を固めました。

 赤松農林水産大臣:「我が国としては、最大の漁業国かつ消費国として持続的利用に大きな責任があり、太平洋クロマグロの管理強化の指針を取りまとめました」
 指針は、国内の漁業者らの実態を把握して資源管理に加わるように呼びかけるとともに、同じ太平洋地域のメキシコや韓国などに協調を働きかけるとしています。ただ、国内漁業者に協力を呼びかける前提に戸別所得補償の導入が検討されているほか、関連独立行政法人への委託を含む調査研究費も増額されることは間違いありません。日本のリーダーシップには一層の財政負担が要求されかねず、実効性は不透明です。

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