NECは11日、ノートブック「VersaPro」シリーズと、デスクトップ「Mate」シリーズのビジネス向けPC製品のラインナップを一新し、両シリーズ計8タイプ24モデルの新製品を発表した。本日より販売活動を開始する。

新ラインナップでは、Intel Core i7 vProを搭載したモバイルノート「VersaPro UltraLite タイプVC」をはじめ、5タイプ9モデルで最新のIntel Core i7 vProまたはIntel Core i5を搭載し、従来モデル比で最大約1.7倍の高速処理を実現。また、新製品のうち7タイプ22モデルで、「国際エネルギースタープログラム」に対応するなど、環境配慮型のモデルを拡充した。

モバイルノート「VersaPro UltraLite タイプVC」

モバイルノート「VersaPro UltraLite タイプVC」では、Intel Core i7 vPro搭載により、従来モデル比約1.7倍の高速処理を実現。12.1型の液晶を搭載しながら、重量は約868gと軽量で、約12.4時間の長時間バッテリ駆動も確保した。堅牢ボディも特徴で、耐圧150kgf、76cmの落下テストをクリア。キーボードは防水シートと排水用の穴を備えた防滴仕様となっている。

製品はBTOに対応し、価格構成例として、ディスプレイが12.1型ワイドWXGA液晶、CPUがIntel Core i7-620UM(1.06GHz)、メモリがDDR3 2GB、ストレージが160GB HDD、ネットワーク機能がGigabitEthernetとIEEE802.11a/b/g/n、OSがWindows 7 Professionalという構成で、価格は261,000円(税別)。

ノートパソコン「VersaPro タイプVX」

ノートパソコン「VersaPro タイプVX」では、CPUに最新のIntel Core i5を採用するほか、官公・自治体・学校向けに、Intel Core i3搭載モデルも用意し、従来のCore 2 Duo搭載モデルと比べてもリーズナブルな価格で提供が可能としている。また、1,600×900ドットのHD+液晶をBTOメニューで用意し、高解像度のニーズもカバーする。ほか、PCの省電力設定を簡単に切り替えることができる「ECOボタン」も装備する。

製品はBTOに対応し、価格構成例として、ディスプレイが15.6型ワイドWXGA液晶、CPUがIntel Core i5-520M(2.4GHz)、メモリがDDR3 2GB、ストレージが160GB HDD、光学ドライブがDVD-ROM、ネットワーク機能がGigabitEthernet、OSがWindows 7 Professionalという構成で、価格は175,000円(税別)。

デスクトップパソコン「Mate タイプMB」

デスクトップパソコン「Mate タイプMB」では、CPUに最新のIntel Core i5を採用し処理性能を高めた一方、省電力機能の充実も特徴となっており、PCの省電力設定を簡単に切り替えることができるソフトウェア「ECOモード設定ツール」などを搭載する。また、2台のディスプレイを接続することができるマルチモニタ機能をBTOで選択でき、これにより作業効率アップを図ることができる。

製品はBTOに対応し、価格構成例として、付属ディスプレイが17型SXGA液晶、CPUがIntel Core i5-650(3.2GHz)、メモリがDDR3 2GB、ストレージが160GB HDD、光学ドライブがDVD-ROM、ネットワーク機能がGigabitEthernet、OSがWindows 7 Professional、USBキーボード&マウスを同梱という構成で、価格は187,000円(税別)。