堺雅人が丸刈り少佐に…「日輪の遺産」撮影公開

軍人役を演じる（左から）中村獅童、堺雅人、福士誠治

　俳優の堺雅人（３６）が１１日、東京・東大泉の東映大泉撮影所で主演映画「日輪の遺産」（来年公開、佐々部清監督）の撮影現場を公開。仕事では初めての丸刈り頭をお披露目した。

　原作は作家・浅田次郎氏の同名小説。帝国陸軍がダグラス・マッカーサーから奪取した時価２００兆円の財宝をめぐる物語。財宝を隠す密命を守り抜いた将校と少女たちの日本復興への思いを描く。

　情報参謀の少佐役の堺は「原作のあとがきに『戦争を知らない人間が戦争を描くことはプレッシャー。関係各位からこんなじゃない、などの意見が出たら伏して謝るしかない』とあるが、まさにその気持ち。分かったふりをして、標語にして『戦争は良くない』とうたい上げることは避けたい」。断髪後の自身の姿には「初めはギョッとしたけど、非常に便利ですね。これからの季節にいいんじゃないか」と笑った。６月６日にクランクアップ予定。