役作りで丸刈りになった堺雅人(中央)。左は中村獅童、右は福士誠治=東京・東映東京撮影所
俳優の堺雅人が11日、都内で行われた主演映画「日輪の遺産」(来年公開)の公開ロケで丸刈り頭を披露した。浅田次郎氏の同名小説が原作に、太平洋戦争中にマッカーサー元帥の財宝200兆円をめぐり、軍の密令を守り抜く将校や少女たちを描く作品。陸軍参謀を演じる堺は初の軍人役に、役作りのため4月下旬にデビュー以来初めての丸刈りにした。「最初に鏡を見たときは“ギョッ”としたが、手間がかからず、日常生活には便利ですね」とまんざらでもない様子。「戦争反対と唱うことより、息吹のある演技で思いを伝えたい」とPRした。
(2010年5月11日)