昨夜の敗因を語る名城=大阪市、六島ボクシングジム(撮影・松井愛子)
3度目の防衛に失敗したWBA世界Sフライ級前王者・名城信男(28)=六島=が9日、大阪市内の六島ジムで一夜明け会見を行い、改めて「海外進出」への思いを語った。「今はチャンピオンじゃないんで前座でもいい」と、なりふり構わず夢を実現させる決意だ。
枝川会長は、試合後のリング上で新王者カサレス陣営から「ダイレクト・リマッチ。サムライ、サムライ」と再戦の提案を受けたことを明かし、「本人がやりたい道をサポートしたい。裸一貫(海外へ)出て行くのも手かな」と、メキシコでの再戦プランをぶち上げた。名城も「もう裸みたいなもんですから」と笑顔で呼応した。
「体は大丈夫」と話したが、「2週間から1カ月は休みたい」。しばらく休養した後、海外のリングに立つことを夢見て、復活ロードを走り始める。
(2010年5月9日)