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【サッカー】岡田監督 日本らしさで勝ち点つかむ2010年5月11日 紙面から
日本代表の岡田武史監督(53)は10日、東京都内のホテルでW杯日本代表メンバー発表会見に臨み、あらためて「日本らしいサッカー」の追求を宣言した。 会見直前に手書きした23人のリストを読み上げた指揮官。そこに多少の「サプライズ」はあったが、戦い方は変わらない。ひな壇でカメラの無数のフラッシュを浴びながら、2年余りで追い求めてきたスタイルへのこだわりをみせた。 もっとも、この日の表現は今までになく言い得て妙。「今のチームの良いところと言えば、表現は悪いかもしれないがハエがたかるように何度も何度もチャレンジしていくこと。攻守にわたって運動量、切り替えの早さ、組織としてのまとまり。それが私のチームの長所だと思っている」 ボールを持った相手を最前線から追い込み、2人目、3人目がサポート。高い位置で奪ったらすかさずゴール前へ。たとえボールを取れなくても何度もアタック。たとえ追っ払われてもしつこく向かえ−。90分間できれば勝ち点もつかめるという。 もう頭の中でW杯は始まった。「初戦で勝ち点3を取らないとチームのメンタルが下がるのではという懸念があるので」という必勝のカメルーン戦、先発11人はもちろん、交代要員、ケガをした場合に入れ替える順番まで一通りのシミュレーションもすでにこなした。さらにカメルーン戦含め23人のメンバー構成は、1次リーグ3試合の“岡田流シミュレーション”の産物でもある。岡田監督が求める「コンセプト」をしっかりと体現できる23人とともに目標へと挑む。
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