NHK滋賀県のニュース　大津放送局

• 
• 

口てい疫で農家が対策会議

（Ｖ・Ｓ）
宮崎県内で家畜の伝染病、口てい疫の疑いのある牛が相次いで見つかっていることを受け１１日、滋賀県内の近江牛の生産農家などが県内への感染を防ぐための対策会議を開きました。
対策会議を開いたのは近江牛の生産農家や流通業者でつくる滋賀県家畜商業協同組合です。
近江八幡市の滋賀県食肉衛生検査所で開かれた会議には、地域ごとの生産農家の代表である組合の役員が出席しました。
近江牛は宮崎県など九州南部からも子牛を買いつけて県内で育てられますが、生産農家では口てい疫の発生が報告されて以降、県内への感染を未然に防ぐため、この地域からの買いつけをやめています。会議では、▽生産農家それぞれが積極的に消毒液を確保して万が一の感染に備えることや▽引き続き九州からの子牛の買いつけを行わないことを県内の農家に周知することが確認されました。
また、▽口てい疫を県内で発生させないための「防疫対策本部」を早急に立ち上げるよう県に働きかけていくことを確認しました。
滋賀県家畜商業協同組合の田中正一理事長は「農家への人や車の出入りに対して消毒を徹底し、生産農家全体に感染対策を進めたい」と話していました。

05月11日　19時00分

•