NHK大分県のニュース　大分放送局

• 
• 

口てい疫　流通は影響なし

宮崎県内で相次いでいる「口てい疫」で、大分県内でも市場での牛の競りが中止となるなどの影響が出ていますが、大分県産の牛肉の価格や流通には今のところ影響はないということです。
「口てい疫」の感染を防ぐため県内に３か所ある家畜市場では今月予定されていた牛の競りがすべて中止されました。
関係者によりますと、これらの市場に出されるのは多くが子牛で、その後１年半から２年程度育ててから牛肉として出荷されるため、すぐに県内産の牛肉の価格や流通に影響が出ることはないということです。
大分市王子北町にあるショッピングセンターでも県内産の肉はこれまでと変わらない価格で販売されています。
買い物客の女性は「肉の値段が高くならないか心配です。隣の県で起きているだけに早くおさまってほしいです」と話していました。県内に２８店舗があるトキハインダストリーの精肉バイヤーの長岡伸二さんは「競りがしばらく中止となっても肥育されている牛は多いので、流通量は変わらず、価格も左右されない。引き続きおいしい肉を味わってほしい」と話していました。

05月11日　20時20分

•