中国産の茶、発がん性物質が韓国産の29倍

京畿道保健環境研究院が調査

 市場に流通している中国産の茶に、発がん性物質が大量に含まれていることが分かった。京畿道保健環境研究院は10日、昨年同道で流通した82種類の茶について分析した結果、中国産の緑茶(葉)から、最大で韓国産の29倍もの「ベンゾピレン」が検出された、と発表した。ベンゾピレンは、世界保健機関(WHO)が「発がん性があることが明らかだ」と判定した有害物質で、長期間摂取すると、がんの発生率が高まる。

 同研究院は、韓国産の茶34種類と外国産の茶48種類を集めて調査を行った。その結果、韓国産の茶に含まれるベンゾピレンの濃度は、1キロ当たり平均0.47マイクログラム(1マイクログラム=100万分の1グラム)だったが、外国産の茶の濃度は1キロ当たり平均2.64マイクログラムに達した。中でも中国産の茶40種類に含まれるベンゾピレンの濃度は、葉が平均8.98マイクログラムで、韓国産よりも29倍高かった。また、根も平均3.99マイクログラムで、韓国産の6倍だった。

水原=キム・ジンミョン記者

朝鮮日報/朝鮮日報日本語版

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