哨戒艦沈没:調査結果発表時、米国務長官来韓か

 韓米両国は、今月下旬に予定されている哨戒艦「天安」沈没事故の調査結果発表を前後し、ヒラリー・クリントン米国務長官が勧告を訪問する案を検討していることが10日までに分かった。

 ワシントンの外交消息通は同日、「天安沈没事故を調査した結果、北朝鮮の仕業だと明白に確認されれば、韓米両国の固い同盟関係を確認し、北朝鮮に厳重な警告メッセージを伝えるため、クリントン長官が直接訪韓する案が話し合われている」と語った。また別の外交消息通は、「対北政策面で両国が緊密に協調する必要性があるため、天安沈没事故の調査結果発表を前後し、韓米両国の中核的関係者が相互訪問することになるだろう」と語った。

 クリントン国務長官は、今月24日から中国・北京で開催される米中経済・戦略対話を前後してソウルを訪問、柳明桓(ユ・ミョンファン)外交通商部長官と共同記者会見を行う案などを検討しているという。クリントン長官は、北京で中国の戴秉国国務委員(外交担当)と会談し、両国の懸案事項や北東アジア情勢について協議する予定だ。

 米国は、クリントン長官の日程が調整できない場合、ジェームズ・スタインバーグ国務副長官や、カート・キャンベル国務次官補(東アジア・太平洋担当)などを送り、天安沈没事故の調査結果発表以降の韓米協力案について話し合う計画だ。

ワシントン=李河遠(イ・ハウォン)特派員

【ニュース特集】哨戒艦「天安」沈没

朝鮮日報/朝鮮日報日本語版

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