済州にMGMテーマパーク建設へ

 米国系の人気テーマパークMGM(メトロ・ゴールドウィン・メイヤー)が、済州島に登場する。

 済州国際自由都市開発センター(JDC、ビョン・ジョンイル理事長)が10日に発表したところによると、韓国でMGMテーマパーク事業について独占事業権を持っているMSCK(MGMスタジオ・シティー・コリア)が、MGM本社と済州プロジェクトに対してライセンス契約を結ぶことを決めた。

 JDCとMSCKは、西帰浦市安徳面一帯に国際自由都市6大中核プロジェクトの一つとして推進している神話歴史公園(404万平方キロ)内に、2014年までに世界的なテーマパークを建設することに合意した。同公園は、14年までに1兆5900億ウォン(約1310億円)余りを投入し、済州に伝わる神話や歴史など、多様で独特な文化的素材を主題としたテーマパークを建設する事業だ。

 現在、双方はMGMテーマパーク造成事業と関連して、合同法人の設立を進めており、合同法人に参加するJDCの持ち分など、最終合意を残すのみだ。

 JDCは、昨年3月にMSCKとおよそ8億ドル(約740億円)規模の投資協約を結び、事業を推進してきた。当初MSCKは、仁川・永宗島にMGMテーマパークを造成しようとしたが、事業承認が1年以上遅れ、JDCの公的信用性や低価格での敷地提供の意向などにより、済州に設立することに決まったという。

 JDCは遅くとも6月までに持ち株比率についての協議を終え、事業を推進する方針だ。

オ・ジェヨン記者

朝鮮日報/朝鮮日報日本語版

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