NHK宮崎県のニュース 宮崎放送局
口てい疫 知事が川南町を視察
宮崎県内で相次いでいる家畜の伝染病の口てい疫の問題で宮崎県の東国原知事は、11日、川南町で口てい疫の疑いのある家畜が見つかった農場を初めて視察し、感染の拡大防止に全力をつくす考えを改めて示しました。
宮崎県内では、先月下旬から家畜の伝染病の口てい疫に感染、または、感染の疑いのある牛や豚が、都農町と川南町、えびの市のあわせて71の農場などで見つかり、このうち65件は川南町内で確認されています。
こうした中、東国原知事は11日、視察のため川南町の現地を訪れ、まず、役場内に置かれた自衛隊の現地指揮所や町の対策本部を訪れました。
この中では川南町の農林水産課長が感染の拡大状況や、町内で14万頭以上いる牛や豚のうち、10日までに半数以上のおよそ7万6000頭が処分の対象になったことを説明し「このままでは町が無くなってしまう」と、深刻な現状を訴えました。
このあと、東国原知事は、これまでで最も多いおよそ1万6000頭が処分の対象となった町内の養豚場に向かいました。
現地では、豚を処分して土に埋める様子を視察し、まだおよそ3000頭の処分が終わっていないことなど説明を受けたということです。
視察を終えた東国原知事は、「想像を絶するような凄惨さで、いつ終わるとも知れない中、現場の疲弊や焦燥感、絶望感というのがひしひしと伝わってきた。農家や関係する方の不安や恐怖感などを取り去り、口てい疫の蔓延を防止することに総力戦で取り組まなければならないとあらためて思った」と述べ、感染の拡大防止に全力をつくす考えを改めて示しました。
05月11日 20時07分
宮崎県のニュース
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