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岡崎、故郷・宝塚の焼肉店店長も感慨&得点期待

岡崎(顔写真)のサイン入りユニホームやサイン色紙が飾られた店内からエールを送る宮崎店長

 宮崎店長は笑う。

 「第一印象は“普通の子”。ジュニア時代の指導者は“あのヘタやった慎司がなあ”と口をそろえて言いますね」

 岡崎が初めて店を訪れたのは、Jリーグの清水入団を控えた2005年1月。宝塚ジュニアFC時代のコーチ・山村俊一さん(34)が宮崎店長と高校の同級生だったため、当時の選手らを引き連れて壮行会を開いた。

 以来、正月に帰省すると必ず店を訪れ、かつてのチームメートと「4人で30人前くらい」食べるという。お気に入りは岡崎限定特別メニュー「タンのしゃぶしゃぶ」だ。

 岡崎とは約束がある。「W杯で点を取ったら豪遊しましょうかと話してた」。24歳の言う「豪遊」がどんなものなのか想像もつかないが宮崎店長は楽しみで仕方ない。

 初戦のカメルーン戦当日は早めに店を閉め、山村さんらとともにプロジェクターの大画面に向けて店から声援を送る。「どんな形でもいいからゴールを」。宮崎店長が願うのは、もちろん豪遊したいからではない。

[ 2010年5月11日付 ]

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