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本田“12歳の夢”実現!大阪の母校で応援イベント

ペインティングした下絵を囲み、手を振る摂津市立鳥飼北小学校の生徒たち

◆ 大阪府摂津市立鳥飼北小学校 ◆

 サッカーW杯南アフリカ大会の日本代表に選ばれた、CSKAモスクワのMF本田圭佑(23)の母校・大阪府摂津市立鳥飼北小学校では10日、応援イベントが開かれ、先輩の吉報に約600人の児童が歓喜にわいた。また、清水FW岡崎慎司(24)が毎年訪れる故郷、兵庫県宝塚市の焼き肉店「宝船」の宮崎力店長(34)も代表選出を喜び、エールを送った。

◆ 約200人の児童が体育館でバンザイ ◆

 「本田選手が代表に選ばれました」。大路守校長(57)の報告に、体育館に詰めかけた約200人の児童は跳び上がって喜んだ。卒業アルバムの作文で「Wカップに出場します」と力強く書いていた本田が、ついに夢を実現させた。

 「セリエAで活躍している僕は日本に帰り、10番をもらってチームの看板です」。リーグこそ違えど、所属のCSKAモスクワを欧州CL8強に導くなど、作文に記した通り、海外リーグで大活躍。さらに、得点への飽くことのない姿勢は当時からのもので「ブラジルと決勝戦をし、2対1で破りたい。得点を入れることが夢です」と“ゴール宣言”も記されていた。

 本田にはブレ球FKなどの“一発”があり、代表の決定力不足解消への期待がかかる。W杯で活躍し、大型契約を結ぶ夢を描いた当時。「1年間で40億円はほしい」と記した飛躍まで有言実行なるか、注目だ。3年時に担任を務めた平松直樹教頭(56)は「クラスに体の弱い生徒がいて、その子の手を引いてくれる優しい生徒でした」とエピソードを披露した。

 同校ではこの日、アディダスジャパンの企画「スカイコミックプロジェクト」があり、約600人の児童が縦21・5メートル、横14メートルのマットにペインティングした。用意した下絵を約3時間がかりで仕上げ、メッセージも書き込んだ。「本田選手、頑張って!」。後輩たちの声援を背に、夢の舞台に立つ日が間もなくやってくる。

[ 2010年5月11日付 ]

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