ここから本文です
[PR]

新たな60GHz 規格で Wi-Fi ネットワークもギガビット時代へ

5月11日11時11分配信 japan.internet.com

Wireless Gigabit (WiGig) Alliance が提案する新たな60GHz 帯規格により、今後無線通信が大幅に高速化しそうだ。Wireless Gigabit Alliance は、既存の標準化団体と協力し、新規格を推し進めている業界団体だ。

現在の Wi-Fi では、『802.11n』規格でデュアルバンドが利用可能なワイヤレス機器の場合、2.4GHz および 5GHz の周波数帯を使用している。だが、60GHz を用いる新規格『WiGig』では、2.4GHz、5GHz、60GHz の3つを利用可能なトライバンド対応の機器を実現することが目標だ。これにより、データ伝送速度は7Gbps にまでスピードアップする。WiGig Alliance は、Wi-Fi 規格を統括する業界団体 Wi-Fi Alliance と連携し、この取り組みを先導している。

WiGig Alliance は、ギガビット無線技術の規格策定を後押しするために立ち上げられたベンダーからなる業界団体だ。Wi-Fi Alliance の CEO を務める Edgar Figueroa 氏によれば、Wi-Fi Alliance はこれからも WiGig Alliance とは別個の組織として活動を続け、Wi-Fi エコシステム全体の育成や認証付与業務を担うという。ただしこの2つの組織では、多くの会員が共通している点にも、同氏は触れている。

60GHz を用いる WiGig 規格の仕様は現時点で完成しているが、だからと言ってマルチギガビット Wi-Fi 実現への道が一夜にして開けるというものではない。Wi-Fi Alliance は現在、現行の Wi-Fi 機器と60GHz 規格との相互運用性を将来的に確保するために、認証に関する取り組みを強化している。

【関連記事】
超高速ワイヤレス規格を推進する業界団体発足
Apple が 32GB 版『iPhone』を開発中との噂の背景
100GbE 実現への動きが加速
OKI が高速ネットワーク機器向け LSI「ML7240」のサンプル出荷開始
ネットワーク解析ツール ベンダーも 10GbE 対応へ

最終更新:5月11日11時11分

japan.internet.com

 

関連トピックス

主なニュースサイトで Wi-Fi(ワイファイ) の記事を読む

話題の言葉: ソニー携帯電話タオバオApple富士通KDDITwitter

PR

carview愛車無料査定
PR
ブログパーツ

コンピュータトピックス

注目の情報


nikkei BPnet for Yahoo!ニュース

nikkei BPnetnikkei BPnetの注目コラムをYahoo!ニュースの読者のために厳選しました。
最新のコラムを読む

PR

注目の商品・サービス