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神戸・大久保、初の夢舞台へ「国を背負って戦う」

W杯日本代表に初選出され、会見で晴れやかな表情を見せる神戸・大久保嘉人

 南アで大暴れだ。本大会メンバーに初選出されたFW大久保は、神戸市役所で喜びの会見。「これからが本番。国を背負って戦う。それに向けていい準備をしていきたい」と気を引き締めた。

 運命の瞬間は神戸市内の自宅で家族と一緒にテレビ中継を見ながら迎えた。「MFで名前がなくてびっくりした。でもFWで呼ばれて、うれしかったというか、ホッとしました」。その後は電話で福岡の両親、神戸の三木谷浩史会長や国見高時代の恩師・小嶺忠敏氏から続々と激励を受けた。そのため、会場には約50分遅刻。第一声で「遅れてすみません」と頭を下げるも、その後は力強く抱負を語って会場の雰囲気を一変させた。

 あこがれの選手に近づきたい。初めてW杯を見たのは11歳の時、94年アメリカ大会だった。「ロマーリオがすごくて。そのプレーが印象に残っています」。5得点を挙げてブラジルを優勝に導き、MVPを獲得した伝説のストライカーは大久保にとって永遠のヒーロー。ピッチ外のやんちゃさも、本家に似ているのは偶然か…。

 「もちろんレギュラーで出たい。プレッシャーを楽しみたい」。今度はオレが日本のヒーローになる。夢舞台への切符を手にした今、次なる野望は本番でロマーリオ並みの活躍を見せることだ。

[ 2010年5月11日付 ]

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