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G大阪・遠藤「最後のW杯」南アで集大成見せる!

W杯切符を手にし、地球模様をしたサッカーボールの南アフリカを指さす遠藤

 この言葉がすべてだった。自室のインターネット速報でW杯メンバーに選出されたことを知った遠藤は、会見場に現れると強い決意を口にした。

 「最後のW杯と思ってやる。そのために4年間努力してきた。病気やケガで出場できなかった悔しさもあったし、いい形で締めくくれればいいかなと思っている」

 きょう11日にG大阪−城南一和戦(城南)を控えているため、韓国で代表発表の瞬間を迎えた。まずは嬉しさがこみ上げてきたというが、次の瞬間には早くも意識は本大会へと向かっていた。

 ただ、ここまでの道のりは長かった。00年のシドニー五輪は予備登録メンバーとなりスタンド観戦だった。前回のドイツW杯はフィールドプレーヤーで唯一、出場機会がないまま大会を終えた。オーバーエージ枠での選出が確実視されていた北京五輪は、大会前にウイルス感染症を患い、自ら出場を辞退。日の丸を背負っての大舞台とは無縁の30年間だった。

 既に地元の鹿児島県ではパブリックビューイングの準備も進められており、周囲の期待感も日増しに高まる。「W杯でいい結果を残して、支えてきてくれたみんなに恩返しできれば」。99年のU−20W杯で準優勝を成し遂げたゴールデンエージ組も、今メンバーでは稲本と2人だけ。11年前の偉業を再現するため、遠藤が30年間の集大成を見せる。

日本代表メンバー

[ 2010年5月11日付 ]

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