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米運輸長官、リニアに試乗「日本の大変な技術を経験」

2010年5月11日

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写真リニアモーターカーの試乗後、記者の質問に答えるラフッド米運輸長官(右)とJR東海の葛西敬之会長=11日午後、山梨県都留市、豊間根功智撮影

 来日中のラフッド米運輸長官は11日、山梨県都留市のリニア実験線で、JR東海のリニアモーターカーに試乗した。同社はリニア新幹線の米国輸出を目指しており、ラフッド長官は試乗後、報道陣に「日本の持つ大変な技術を経験できた」と感想を語った。

 4両編成のリニアが、27分かけて約57キロの距離を走行した。最高時速は502キロ。同行したJR東海の葛西敬之会長は「リニア技術が実用化されたものと感じてもらえるように説明した」という。

 ラフッド長官は、リニアの米国輸出の可能性については「(全米各地で)鉄道計画は色々あるが、決定するのはそれぞれの地域」と明言を避けた。一方、輸出の条件として「米国人の労働者を雇い、米国内で車両製造してほしい」と要望した。

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