米運輸省の道路交通安全局は10日、トヨタが2004年に日本で実施したリコールの情報をアメリカでは十分に開示しなかったとして再調査に乗り出すと発表しました。
アメリカ道路交通安全局によると、トヨタは2004年、ハイラックスなど3車種で、ハンドルの動きを前輪に伝える部品が壊れやすく操作不能になる恐れがあるとして日本でリコールしましたが、アメリカでは11カ月後に行っていました。アメリカでは、欠陥が見つかった場合、5営業日以内に報告する義務があります。さらに、日本でのリコール前にアメリカのユーザーからトヨタに苦情が寄せられていたことも先週、発覚したということです。トヨタは、別のリコールで約15億円の制裁金を課せられて支払いに同意していますが、再調査の結果次第では、さらに制裁金を課せられる可能性があります。トヨタは「調査には協力する」とコメントしています。