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「まるで出稼ぎ」「潔さない」疑問の声も…

 国会議員と柔道選手の二足のわらじを履くことに識者らから「潔さがない」「本気度が伝わらない」など疑問の声が上がった。

 政治評論家の浅川博忠氏は「議員は税金をもらう職業で、専念しないのは問題がある。多くの候補者が退路を断って国政に挑む中で、これではまるで出稼ぎ。有権者には潔さに欠ける印象を与えてしまい、集票マシンになるどころか逆にそっぽを向かれる可能性がある。どちらか1本に絞るべき」と指摘。

 放送プロデューサーのデーブ・スペクター氏は「都合がいい時にだけ国会に出ればいいというわけにはいかない。お金には困っていないはずだし、欲張り者だと思う。これでは本気度が伝わらない」と切り捨て「日本はスポーツを美化しすぎて一生英雄扱いする傾向がある」と、投票する有権者側の問題にも言及。

 また、放送作家の山田美保子氏は「柔道界発展のために、いつか政治家になるとは思っていたが、この時期とは…。アスリート、母親、妻、国民的スターと何役もこなせるのかという心配はある」と話した。

 ≪舛添氏も苦言≫新党改革の舛添要一代表が10日、徳島市内で同党結成後初の街頭演説を行った。演説後の会見で、谷亮子氏の出馬について「スポーツ選手やタレントでも優秀な人がいるから、それ自体悪いことではない」としながらも、現役選手との両立には「(国際政治学者、タレントだった)私の経験上、1年生議員でもさまざまな公務があるので難しいのでは」と苦言を呈した。

 ▼日本オリンピック委員会福田富昭副会長 (民主党からの出馬について)ビックリした。無所属なら分かるが…。党派のあることなので(コメントは)難しい。現役選手で政治家になるのは大変なこと。難関に挑む精神力は凄いと思う。

 ▼全日本柔道連盟吉村強化委員長 大変驚いております。個人としての出馬であり、全柔連として組織だった応援はしません。ただ、個人的に応援する者はいると思います。主婦として選挙活動をしながらの現役続行は大変厳しいと思いますが、柔道で培った精神力で頑張ってほしいと思います。

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