at that moment

京都好きで食いしん坊仲間の友人から

「新宿にプチ・メックオープンしてるよ」

との情報が入り、早速行ってきました!!


が。。。

着いたのが夕方だったからか、クロワッサンはおろか、大好物のタルト・フィン(りんごたっぷりの薄焼きタルト)を始めとするタルト系、デニッシュ系は全滅…ガックシ。

華やかさはないけど地味に美味しいウ゛ィエノワやアンショア(アンチョビ入り)、ベーコンエピなど、わずかに残っていたのをいくつか買ってきました。

実家の経営するお店が近いこともあり、今出川にある本店にはよく行っていて、東京出店の話をずいぶん前にチラッと聞いていたけれど、まさか新宿伊勢丹の向かいのマルイの1階にオープンするなんて、本当にビックリ!

でも地元のお店の偉業になんだか鼻が高いなぁ(笑)
美味しいパン屋さんの激戦区にあって、断トツトップのクオリティを誇るお店ですから。

でもね、この東京店の何が贅沢って、毎日オープンしてるってこと!!

本店は人気レストランへのバゲットの卸なんかで、オープンしてるのは金、土、日だけなのです。


今日は彼の好きなチキンのトマト煮を作ってるのだけど、あの絶品バゲットがあれば!と思うと悔しいなぁ。
いつか食べさせてあげたい。

本店でもいつも混み混みで人気商品は取り合いだけど、今度はもっと早い時間に行ってお目当てのパンたちに会いたいものです。

大好きなマグカップ。

FRANK LLOYD WRIGHTコレクション。
かの有名なGUGGENHEIMのグッズの一つなのかな?

7、8年前にTimeless Comfortでペアで買ったもの。

でも、片割れを昨日割ってしまいました。

前の恋人と使っていたものだったから、きっとそういうことなんだ、となんか納得したので、それほどショックだとは思わなかった。

ペアのマグカップも、思い出も、これから彼と増やしていけばいいのだから。

祝日。
私は休み。
彼は仕事。
不動産業は基本的に土日祝日は出勤なのだ。

いつもは私が先に出るので彼がゆっくり朝食を食べているけれど、今日は逆。

今日は炊きたての白いご飯と、もやしとお揚げのお味噌汁とおかか入り卵焼きにしば漬け。

彼と生活するようになって、朝食がパンだったのはまだたったの一回しかない。
もともと和食派だけど朝はパン食だったのが、彼が朝お味噌汁を飲みたがるので、朝もすっかり和食になっている。
習慣というのは恐ろしいもので、私まで朝はお味噌汁を飲まないと落ち着かなくなってしまった。

お味噌汁はネギをたーっぷり、卵焼きにはお醤油をかけるのが彼の好み。

私はもともと薄味が好きなので卵焼きにお醤油をかける習慣はなかったけれど、彼の影響でそうするのが好きになってしまった。

彼はよく最後に猫まんまをして食べる。
「ごめんね」と言ったり、ちらっと上目づかいで申し訳なさそうにしながら。

私はいつも、目で「いいよ」と言ってあげる。


さて、彼が仕事に出て、「行ってらっしゃい」のキスも済んだことだし、のんびりご飯をおかわりして、後半戦は納豆でも食べようかな。

さっと塩ゆでしたアスパラと、素焼きしてお酒をふったシメジとエリンギを、ワインビネガーとオリーブオイルと岩塩とコショウ、ひとたらしのお醤油でマリネに。

アスパラのサクサク感と、キノコのシャクシャク感が楽しい、さっぱり春の味。

「ねぇ知ってた?
1ヵ月だね、俺らが付き合い始めて」

朝食を食べていたら、彼が言った。

「あぁ…そうだね」

「今、忘れてたろ??(笑)」

「違うよ!今日何日だろうと思って。
そうだよね、22日に引っ越してきて、次の次の次の日だったもんね」

「早えぇ!(笑)」

「計算おかしいよね(笑)」


初めて彼に会い、彼に案内されてこの部屋に決めて1ヵ月と10日、東京に転勤して1ヵ月と3日、彼と付き合い始めて1ヵ月が経つ。

付き合い始めてからは、私が会社の人と飲みに行った2日間以外は毎晩一緒にいるので、ご飯とお味噌汁をかきこむ慌ただしい朝も“いつもの風景”に変わった。

出会いには時間も距離も年齢も関係ない。
東京で生まれ育った24歳の彼と、京都で生まれ育った33歳の私と。
これからはふたりで生きていくのです。