愛媛県では、子どもの日の伝統行事「大凧合戦」(おおだこがっせん)で、「百畳大凧」と呼ばれる大きなたこが、見物客の上に落ちる事故がありました。
「大凧合戦」は、愛媛県内子町で男子の初節句を祝って400年にわたって行われている伝統行事で、5日正午ごろ、「百畳大凧」と呼ばれる縦13メートル50センチ、横12メートル20センチの大だこを揚げようとしましたが、強い風にあおられてうまく揚がらず、見物客や出店の上に落ちました。この事故で、見物していた73歳の女性が左手を打撲する軽いけがをしました。5日は4万人を超える見物客が訪れていて事故当時、会場は一時騒然となりました。実行委員会の下野安彦実行委員長は、「二度と事故が起きないよう今後、安全面を考慮した運営方法を考えたい」と話しています。