仙台市のインターネットカフェで女性に抱きついたなどとして逮捕されたトルコ人の男性が、事件とは関係ないことがわかり、警察は、男性を釈放するとともに、いっしょにいた別のトルコ人の男を逮捕しました。
先月30日の夜、20歳の女性から、仙台市太白区のインターネットカフェで男に抱きつかれ、体を触られたと通報があり、警察は、女性の証言などから、翌日、埼玉県川口市に住む30歳のトルコ人の男性を強制わいせつの疑いで逮捕しました。ところが、その後、男性といっしょにいた別のトルコ人の男が「自分がやった」と仲間に話していたことなどがわかり、調べた結果、逮捕した男性が事件とは関係ないことがわかったということです。警察は、逮捕から3日後の4日、男性に謝罪して釈放するとともに、東京・大田区に住むトルコ人のウメル・アウトウンバシ容疑者(24)を強制わいせつの疑いで逮捕しました。調べに対し、アウトウンバシ容疑者は、女性の体に触ったことは認めているものの、合意のうえだったとして、容疑を一部否認しているということです。仙台南警察署の佐藤則夫副署長は「誤って逮捕してしまった方には、たいへん申し訳なく思う。今回のことをよく検証し、今後、二度とこのようなことがないよう努めていきたい」と話しています。