maakun
2010-03-29 13:32:29

久々に更新

テーマ:考えたこと
最近ツイッタ―にはまっていて
ブログがご無沙汰でした。

ツイッターで有名な親御さん(パパ)が
「自閉本を出す某出版社の本の内容の傾向がエビデンスのあいまいな
感覚統合療法に寄っていっていておかしい」と怒っておられました。
私はその出版社の社長さんのブログがあることを初めて知りました。

定型発達者もつらい・・かな

私はこのブログで 「続・続々 自閉っここういう風にできてます」の本が
内容は悪くないが、難解でわかりにくい と書いたことがあります。

でもって 私は一応 医師免許を持って かつ自閉症児の母親として思うのですが
感覚統合療法がエビデンスがあろうが なかろうが 

一般的に 

「運動機能に問題のない人が 環境を整えて(海なら遭難しないように救命胴衣をつけるとか、
できればAEDがあるところで、高所ならヘルメットをかぶったり転倒防止をして)
(微細でも粗大でも)運動の訓練をすることは何も悪くない」

ということは自明です。

自閉症児の療育にエビデンスを持ち出すと
ど~しようもなくなります。
子育てにエビデンスって・・・。
エビデンスの根拠になるゴールというかアウトカムは何なんでしょう。

就職ですか?結婚ですか?自力での一人暮らしですか?

エビデンスのあるといわれる
ABAですが、
ご褒美(何もお菓子とはかぎらないでしょ)があれば がんばるのは自閉症があろうがなかろうが
当たり前のことです。
週40時間も机にくくりつけるのがABAではないでしょう。

TEACCHだって 見通しがよりわかりやすくなるように 
スケジュール(なんていうからわからんのだよ。
ぎょ~じ予定表でしょ?)とか、
標識で場所を示すとか、
時間を教えるとか

自閉症があろうがなかろうが必要でしょ?



あと浅見さんは例の方のことで大変だったようですが
「高名な精神科医はなにもしてくれなかった」と書かれていました。

こういってはなんですが、
精神科医は
「診断」をつける 「投薬」をする 「司法鑑定」をする 以外
あまり大したことはできないのです。
精神科 という特殊な病態では そうなってしまいがち。


ただし、精神科医でも
世情にたけておられる方だと
カウンセリングだけで 解決できることがあります。
センスのある人だと、少量かつ適切な投薬で 周辺症状を緩和できるかもしれません。

そういう人はいわゆる名医のなかにいるかもしれませんが
患者さんが殺到しすぎて 流れ作業になりがちです。
高名なシェフでも お客さんがたくさんきたらさばききれないでしょ?

だから意外に 高名でない人の中に そういう方がおられるかも。
口コミがものをいうのではないでしょうか?

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