県教職員組合(豊巻浩也委員長)は10日、非正規採用の教職員の待遇改善を目的とした組織改編や今夏の参院選、来春の統一地方選への対応などを盛り込んだ今年度の運動方針を発表した。14、15日に盛岡市内で開かれる定期大会で採択する。
県内公立小中学校の非正規の教職員約1000人は組合に未加入で、勤務時間や賃金など労働条件の改善を求めにくかった。今年度は、岩教組内に専門の組織を設置し、意見集約に努める。
参院選は「護憲、平和を求める政治決戦」と位置づけ、岩手選挙区では、社民党県連の支持団体・平和環境県労組センターなどと今後の対応を協議する。県議選では、盛岡選挙区で組織内候補の現職、小西和子氏(社民)を擁立する方針。【狩野智彦】
毎日新聞 2010年5月11日 地方版