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Microsoft Office IME 2007を無料で使用する方法
2008/12/14 23:00

Microsoft Office IME 2007を無料で使用する方法の紹介。

知っている方も多いかと思いますが、Microsoft Office OneNote 2007の体験版にはIME 2007が含まれていて、インストール時の設定を変えることで、IME 2007のみをインストールすることができます。

Windows XPではデフォルトで「Microsoft IME Standard 2002」「Microsoft Natural Input 2002」、Windows Vistaでは「Microsoft IME」が導入されていますが、最新語辞書が使えなかったり、IME 2002ではツールバーをタスクトレイに入れることができなかったりするので、新しいIMEを試してみたいという方や、今のIMEの精度が悪くて使いにくいという方は試してみるといいと。

なお、スペックの低いパソコンだと変換速度が遅かったり、不具合があったりすることがあるようですので、試す方は自己責任で。

Microsoft Office IME 2007をインストールする方法

Microsoft Office OneNote 2007の体験版を以下からダウンロードする。
サイト : Microsoft Office Online

ダウンロードした「X12-30139.exe」を実行する。

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最初にプロダクトキーの入力を求められますが、入力してもしなくてもインストールできます。

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空欄だと警告が出ますが、「いいえ」を押せばOKです。

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ライセンス条項がでるので、同意しますにチェックして「次へ」。

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インストールの種類の選択画面で「ユーザ設定」を選ぶ。

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次の画面で「Microsoft Office IME(日本語)」のみ「マイコンピュータから実行」にし、他は「インストールしない」にする。

以上で終了です。

インストール完了後、インストールしたドライブのルートディレクトリ(デフォルトだと"C:\")に 「MSOCache」というキャッシュフォルダが削除されずに残っているので削除して下さい。(「MSOCache」は隠しファイルになっているので、隠しファイルを表示する設定にしていないと表示されません。)

そのままだと変換精度が悪いので、以下のページから「IME 2007 最新語辞書」と「IME 2007 変換精度・学習機能の修正モジュール」をダウンロードして実行してください。
Microsoft Office IME 2007 ホーム ページ - Microsoft Office Online

現在配布は終了していますが、Microsoft Office OneNote 2003の体験版にはIME 2003が含まれいているので、Microsoft Office OneNote 2003の体験版を持っている方は、上記と同じ方法でIME 2003をインストールすることができます。

なお、上記方法でIME 2007をインストールするとアップデートの際にOneNoteの更新が含まれてしまうようなので、それが嫌な場合は少しめんどくさいですが、以下の方法でIME 2007を単体でインストールして下さい。

Microsoft Office IME2007を単体でインストールする方法

ダウンロードした「X12-30139.exe」を実行し、ダイアログが表示されたら、テンポラリファイル内に"\Proofing.ja-jp\Proof.ja"が作成されるので、これを適当なファイルにコピーする。
( XPのテンポラリファイルはデフォルトで"C:\Documents and Settings\{ユーザ名}\Local Settings\Temp" )
ここにある「IME32.cab」, 「IME32.msi」, 「IME32.xml」がIME 2007のセットアップ用ファイルです。 ( 「IME64.cab」, 「IME64.msi」, 「IME64.xml」は64bit用 )

以下から「Orca.msi」をダウンロード、実行してOrcaをインストールする。
ダウンロード : Orca.zip

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Orcaを起動してIME32.msiを読み込み、 Tables「InstallExecuteSequence」 のActions「AbortMSI」を選択し、「Drop Row」でアクションを削除し、上書き保存する。

書き換えたIME32.msiを実行すると、IME 2007がインストールされます。

なお、上記方法でインストールしたIME 2007はプログラムの追加と削除から削除できません。

アンインストールする場合は
MsiExec.exe /X{90120000-0028-0411-0000-0000000FF1CE}
を「ファイル名を指定して実行」で実行すればOKです。

参考: 2chのMS-IMEスレッド



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