宮崎県で家畜感染症の口蹄(こうてい)疫が広がっていることを受け、JA全農しまねは、10日に予定していた成牛市場開催を中止した。18、19日に予定していた子牛市場開催も延期する。島根県は同日、県内には口蹄疫を疑う異常はなかったとする緊急調査結果を公表した。
JA全農しまねなどによると、市場の開催中止は、口蹄疫進入を防止するため。10日の中央家畜市場(松江市)には30〜40頭の上場が見込まれたという。18日の西部家畜市場(益田市)と19日の中央市場には計約480頭の上場申し込みがあったという。6月の開催は今後、判断する。
緊急調査は先月21〜30日、牛、豚など偶蹄類を飼う農家を対象に実施、全1802戸で異常がなかった。宮崎県からの3月以降の肉用牛移入は2戸の2頭。いずれも異常はなかったという。
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