2009-10-30
あるべき組織を考える
「理想の会社」作りを目指す人が新会社を作ったそうな。そこで成された事は、「会社の中に一切の隠し事を作らない」でした。それはどういうことかと言うと、「一定以上に大きくなると、経営陣と社員全員が直接話せなくなる。その場合、ピラミッド型の組織で伝言ゲームをして伝えるのが一般的。しかし、中間管理職を置いてトップダウンで仕事を進めるやり方は、必ず経営効率が落ちてしまう。だから、社長も若手社員も同じ情報を共有すれば、素早く仕事が進められる」というものです。
「仏法は道理」であるならば、この考え方は学会の組織にも当てはまるはずです。ちなみに学会の現在の組織は
方面→分都→総区→分区→本部→支部→地区→ブロック
となっています。先ほどの会社の考え方が正しければ、学会の組織は効率が悪いということになります。その証拠に、上から降りてきた打ち出しが、現場に合わないことがすでに起こっているのです。
例えば、「協議会の時間が足りない」というのは共通の悩みだと思いますが、それにも関わらず「三総県で・・・」なんて打ち出しが降りてきます。三総県なんて理解できる人はいません。そこで地図を配布し、時間をかけてまでエリアを説明する必要が出てきたのですが、本来ならば、行政上の県にしておけば、資源を無駄に使って紙を配布する必要も、時間をかけて説明する必要もありません。実は「○○県」の一言で、わずか2〜3秒でお互い意思の疎通ができるのです。
こんな馬鹿げたことが発生するのも、現場を知らない人間が考えているからです。それは「広宣流布の妨げ」でしかありません。仏法者の集まりなんだから、「道理に合わない事は止めるべき」なのです。
それでは、先ほどの組織は一体どうしたらいいのでしょうか?私なら
方面-分都-総区-分区→本部←学会本部
↓
支部
↓
地区
↓
とします。各地域に存在する「本部」より上は、現場がもう見えないはずです。だったら運営上は「本部」に統合してしまえばいいと思います。どうせ本部より上には、幹部以外は存在しないのです。だったらどこかの会館に集合すれば、一発で情報伝達が可能ですよね。つまり「本部」より上は「本部」に統合してもなんら問題はないのです。
そして重要なことは、各地域に存在する「本部」が学会本部と繋がっていなければなりません。そうすることによって、もし各地域で変な輩や集団が発生した時でも、その影響度を迅速に把握できることでしょう。その他の現場の悩みや問題点も吸い上げることができるはずです。
もし学会本部が対応できないなんてことがあるとしたら、「大学から社会も経験することなく職員にすることが間違っている」んだから、さっさと止めましょうね。^^