2010年 5月 10日
岡山駅西口交通広場 完成記念式典
バスターミナルなどを整備したJR岡山駅の西口交通広場が完成し、10日、記念式典が行われました。JR岡山駅の西口交通広場では岡山市の高谷市長やJR西日本岡山支社の長谷川一明支社長らがテープカットし完成を祝いました。西口交通広場は岡山市が約107億円をかけ整備を進めていたもので2階建てのスペースにはタクシーと一般車の乗り降り場やバスターミナルを併せ持っています。複数の業者による工事の調整の遅れなどから当初の計画より1カ月ほど遅れての完成となりました。交通機関の乗り換えがよりスムーズになった岡山駅西口。駅東口と一体となった町づくりが期待されます。

宇高航路連絡協議会
宇高航路の在り方について考える4回目の連絡協議会が高松市で開かれ、航路利用の実態調査を行うことが決まりました。自治体などが出席した協議会では高速道路の新料金がフェリー会社にどんな影響を及ぼすのが不透明なため国が税金を投入して支援する前にフェリー利用の実態調査を行うことが決まりました。前回の協議会で出された国側の提案に各自治体が賛成したもので、実態調査は自治体やフェリー会社で新たな組織を作り、国の全額負担で行われます。実態調査の内容や時期、方法などは今月中に設置される新たな組織で決め、調査を進めて行くということです。

岡山県議会 正副議長候補決着
岡山県議会最大会派の自民党は新しい議長候補に岡崎豊さん、副議長候補に内山登さんをそれぞれ選びました。10日開かれた自民党の県議団総会で決まったものです。議長候補の岡崎豊さんは、岡山市東区選出の76歳、副議長候補の内山登さんは、備前市・和気郡選挙区選出の55歳で共に現在4期目です。自民党県議団には、県政会と政友会の2つの派閥がありこれまで議長人事は当選回数や派閥のバランスなどを考慮して選ばれてきました。しかし、今回は県政会に当選回数で対象者がいないため正副議長共に政友会からの選出となりました。正副議長案は、今月14日の臨時議会に提出されますが、全議員の過半数を占めている自民党案がそのまま通る見通しです。

知事定例会見 豊島産廃で水洗浄処理へ
香川県の真鍋知事は産廃によって汚染された豊島の土壌について住民の合意を得た上で水洗浄による処理を進めていく考えを改めて示しました。この問題は産廃によって汚染された豊島の土壌について現在の焼却、溶融処理に加え公害調停の条項にない水洗浄による処理を香川県が住民側に提案しているものです。県は水洗浄処理について「処理にかかるコストが削減できるうえ時間も短縮できる」などとして今年1月、住民に提案し、9日豊島で開かれた廃棄物処理協議会でも住民に説明しました。10日の定例会見で香川県の真鍋知事は「水洗浄は安全に処理できる技術で、今後、住民側と話し合いながら進めて行きたい」と話し、改めて水洗浄処理を取り入れていく考えを示しました。

早くも夏の味覚 温室モモ初出荷
早くも夏の味覚を収穫です。岡山県内で最も早く収獲される温室栽培のモモ、「はなよめ」の収穫が岡山県勝央町で始まりました。勝央町の石川里江さんの温室には、ほんのり赤く色づいた「はなよめ」が実り、辺りは甘い香りに包まれています。「はなよめ」は極早生品種で白鳳などとと比べて大きさは小ぶりですが露地ものより約2カ月早く収穫できます。今年は日照不足などで生育不順が心配されましたが管理を徹底したことで甘さや、玉ぶとりは良いということです。収穫初日の10日は260個、約60キロが収穫され、11日、岡山県内の百貨店などで販売されます。