個人総合決勝の最後の演技を終え、ガッツポーズの内村航平
「全日本体操選手権・個人総合最終日」（９日、代々木第一体育館）
男子は昨年の世界選手権個人総合優勝の内村航平（２１）＝日体大＝が前日の４位から逆転で優勝し３連覇を飾った。内村は２種目目のあん馬で落下したが残り４種目でばん回した。女子は鶴見虹子（１７）＝朝日生命ク＝が、史上３人目の５連覇を達成。２、３位に１４歳の笹田夏実（大泉スワローク）、谷口佳乃（戸田市スポーツセンター）が入った。
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最終種目の鉄棒の着地をピタリと決めて、内村はガッツポーズ。前日は２回も落下した種目を完ぺきに決めて「反省が生きてうれしい気持ちだった」と喜んだ。この日は母の日。孝行息子は表彰式でもらった花束を、観戦していた周子さんにプレゼントした。
北京五輪監督で、８４年ロサンゼルス五輪個人総合金メダルの具志堅幸司氏に並ぶ３連覇。「並んだ？いや、具志堅さんは五輪金メダリストなので」。五輪で金メダルを獲得して、初めて師と肩を並べる。
(２０１０年５月９日)