自己負担700万円、運転士の訓練生に
5月10日20時22分配信 TBS
一流企業に勤める49歳の主人公が、長年の夢だった電車の運転士になる物語を描いた映画「レイルウェイズ」。そんな映画を彷彿とさせる出来事が10日、千葉県の鉄道会社でありました。
「長年の社会経験で積まれてきた、そういった経験をぜひ鉄道車両の運転にいかしてほしい」(いすみ鉄道 鳥塚 亮社長)
嘱託社員として辞令を受けたのは、40〜50代の4人の男性。訓練費用の700万円を自己負担するかわりに、運転士を目指すといいます。
「(700万円が)高いか安いかは正直わかりませんでしたけど、退職金とかありますので」(訓練生となった 吉井研治さん〈51〉)
先月末、29年間勤務した会社を退職し、長年の夢であった運転士に近づいた吉井さんですが、いすみ鉄道は現在、経営再建中で、この公募制度には新しく運転手を育成する費用を削減する狙いもあるといいます。
「(Q.家族は?)お父さんの好きなようなことをして頑張ってくださいと」(訓練生となった 吉井研治さん)
そんなニュースにSLが象徴的なこちらの広場では・・・
「700万円!?ふ〜ん高いですね」(街の人)
一方、鉄道マニアの聖地では・・・
「(お金があれば)やってみたいと思いますけどね」
「夢を持っててそれがお金で買えるのであれば、親としては出してもいいかなと」(鉄道ファン)
夢の第一歩を踏み出した吉井さん。
「早く触りたいと思いますけど」(訓練生となった吉井研治さん)
今後は国家資格取得に向けて勉強し、学科試験に合格すれば、秋ごろから本格的に車両を運転する訓練に入るといいます。(10日17:51)
最終更新:5月10日21時14分
