守護神・岩瀬にちょっとした“異変”発生だ。ブルペンで待てど暮らせどお呼びがかからない。4月25日の阪神戦を最後に、セーブの付く場面がないまま2週間経過。仕方なく、3日の阪神戦に続く調整登板だ。「2週間も(出番が)ないなんて初めてじゃない? 調整、調整と2回続いたのも初めてじゃないかな」
間隔が空きすぎたため、ここ2試合は大差の最後に投げた。クローザーに定着した05年以後、2連続調整登板は初めてのこと。接戦での出番が14日間もないのも、北京五輪出場や、体調不良で登板を控えた昨季終盤を除くと一度もない。
緊迫した最後を締めるのは慣れている。だが、この日は9点差の9回2死一塁から登板。「こればかりはしょうがないからね」。割り切っても、難しい。二塁打と四球で満塁にピンチを広げた。最後は何とか宮本を一ゴロで終えた。
通算250セーブの区切りまであと7。そこから2週間足踏みが続く。「いずれ(出番は)あるでしょう」。停滞したセーブは交流戦で稼ぐ。 (生駒泰大)
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