内藤序盤ガチガチも5回KO/ボクシング
<プロボクシング:ノンタイトル10回戦>◇9日◇東京・後楽園ホール◇観衆1650人
元WBC世界フライ級王者で同級4位内藤大助(35=宮田)がノックアウトで再起戦を飾った。リエンペット・ソーウィラポン(22=タイ)から5回に3度のダウンを奪い、2分12秒、KO勝ち。09年11月に前同級王者亀田興毅(東日本協会)に判定で敗れて世界王座から陥落して以来、161日ぶりのリングで健在ぶりを見せつけ、年内にも同級王者ポンサクレック(タイ)との5度目の世界戦をする可能性が高まった。内藤の戦績は36勝(23KO)3敗3分け。
161日ぶりに、内藤がリングに帰ってきた。序盤こそ動きが硬く、カウンター狙いのリエンペットとの距離を詰められなかった。4回には偶然のバッティングで左目上から出血。だが、そこは元世界王者だ。「3ラウンド目ぐらいからつかんできたね」。5回に右フック、右ボディー、連打で計3度のダウンを奪ってKO勝利。「あの~、ちょっと緊張したね。正直ホッとした。勝って当たり前と思われる試合で難しかったね」と、抑揚のある内藤節で復活ののろしをあげた。
09年11月に亀田興に王座を奪われ、引退も考えた。だが「亀田選手にリベンジしたい」と1月に現役続行を表明した。だが、興毅の初防衛戦前には「亀田を追っかけているわけじゃない」と発言。自分のゴールは打倒興毅ではなく、再びベルトを腰に巻くことだと思い直した。だからこそ、世界挑戦の選択肢を広げるべく、1階級上での戦いも試した。フライ級より1・3キロ重い体重での試合を終えた内藤は「ぶっちゃけベストですよ」と転級に含みを持たせ、宮田会長も「内藤の気持ちが最優先。どこまで上げるつもりかを含め、早く話したい」と語った。
現実的には年内にも王者ポンサクレックと5度目の対決を迎える可能性が高い。内藤は「ゆっくり考えます」と次戦への明言を避けたが、宮田会長は「ポンサクレックのオプション(興行権)を持っているので行使するのが一番の近道。WBCから(対戦指令の)レターも届いている」と、過去1勝2敗1分けの現同級王者への世界挑戦が最有力との認識を示した。
この日は母の日。観戦した母道子さん(68)は「プレゼントにはなりました。でも心臓に良くない。この辺で引退してもらわないと」と冗談めかして感想を語った。だが、当の息子は控室で「おれ、才能ないから、まだまだ」とつぶやいた。いじめられっ子から世界王者となった男が、再びはい上がるための第1歩を踏み出した。【浜本卓也】
[2010年5月10日7時32分 紙面から]
関連ニュース
※ニュースの日記を書く方法はこちらで紹介しています。
このニュースには全0件の日記があります。
- 吉田来年柔道界復帰へ世界視察行脚
[27日09:03]
- 吉田「全部が思い出深い」/引退興行 [26日02:55]
- 吉田秀彦「美人すぎる市議」と町おこし
[26日09:55]
- 桜庭「長生きしましょう」/引退興行
[26日09:33]
- 一番弟子中村「吉田魂」継ぐ/引退興行
[26日09:33]
- 長谷川があごの手術のため入院 [10日21:28]
- バトル☆ビーナスの新メンバー発表
[10日20:39]
- SRCが7・4にバンタム級アジアT開催 [10日18:57]
- 桜庭「エヴァのDVD発売が楽しみ」
[10日19:11]
- DREAM14に山本KID参戦!? [10日18:49]
- 国民の期待!内藤の第2章が始まる (原功「BOX!」) [5月5日]
- 可能性と謎を残し逝ってしまったバレロ (原功「BOX!」) [4月28日]
- 過熱するモズリーvsメイウェザー (原功「BOX!」) [4月21日]
- 心優しき男ロバート・ゲレロが帰って来る (原功「BOX!」) [4月14日]
- 会長2年目の日本 OPBF活性化を (原功「BOX!」) [4月7日]
ソーシャルブックマークへ投稿
ソーシャルブックマークとは