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県、口蹄疫対策を強化

発生拡大受け防疫本部設置

 宮崎県で家畜伝染病「口蹄疫(こうていえき)」の発生が拡大していることを受け、県は10日、担当部長を議長とした「対策会議」を、蒲島知事を本部長とする「防疫対策本部」に格上げし、初会合を開いた。知事は「状況は次第に厳しくなっている。県全体で一体となって徹底的に防疫対策を行い、食い止めなければいけない」と訓示した。

 県の要綱では、県内で発生した場合に対策本部を設置することになっているが、宮崎での感染が長期化していることから、県内で発生した時と同様の危機管理体制をとることにした。

 会議では、〈1〉家畜の運搬車両を消毒する消毒剤や機材を市町村に支援する〈2〉消毒にあたる作業員や機材を増やす――ことを検討していくことなどを確認した。

 また、県警も同日、担当部長をトップとする対策室を設置。家畜の運搬車両に限らず、一般車両を含めて24時間体制で消毒などを実施できないか――など防疫体制の強化について検討するという。

2010年5月11日  読売新聞)
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