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ヤフージャパン、中国タオバオと提携=ネット通販相互接続、6月から

ヤフージャパン、中国タオバオと提携=ネット通販相互接続、6月から

 【杭州(中国浙江省)時事】日本のインターネットショッピングサイトで2位のと中国の最大手「淘宝(タオバオ)」は10日、6月から日中間でネット通販の相互取引サービスを開始すると発表した。双方のユーザーに相手側サイトの商品購入を可能にし、出店企業のビジネスチャンスの拡大につなげる。
 ネット利用者が4億人を超えた中国のネットショッピング市場は急拡大しており、日本の最大手、も先に中国ネット検索最大手の百度(バイドゥ)と同様のサービスを今年後半に開始すると発表。日中の大手同士が組んだ両陣営の競争が激化しそうだ。
 同日浙江省杭州市で記者会見した孫正義ソフトバンク社長兼ヤー会長は「世界最大のネット通販市場をつくるための最強連合だ」と強調。両社合計の取扱高(2009年実績3兆8000億円)で、世界最大手のイーベイを早期に上回る目標を示した。淘宝の親会社アリババグループの馬雲・会長兼最高経営責任者(CEO)も会見で「日本のマーケットは深く、中国のマーケットは広い。相互補完性が高い」と提携の意義を強調した。
 当面、ヤーショッピングの約800万点、淘宝の約5000万点の商品が対象。双方のサイトから簡単に購入できるよう、翻訳や決済、通関などサービスを整えた。(2010/05/10-15:24)


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