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農相 感染拡大防止策を徹底

5月10日 19時45分

家畜の伝染病、口てい疫の問題で宮崎県を訪問した赤松農林水産大臣は、宮崎市で記者会見し、現在、法律に基づいて進めている感染の拡大防止策を徹底する考えをあらためて強調しました。

先月20日に口てい疫が発生して以来、初めて宮崎県を訪問した赤松農林水産大臣は、東国原知事や生産者団体の関係者らと意見交換をしたあと宮崎市で記者会見しました。この中で、赤松大臣は「東京でも状況を把握していたが、生産者の思いや苦しみなど直接、気持ちを聞くことができたことはプラスだった」と述べました。そして、地元の生産者の間から、これ以上の感染拡大を防ぐため、地域によっては感染の疑いが出ていない農家の家畜も含めて、すべて処分してはどうかという意見が出ていることについて、「現在の家畜伝染病予防法では、健康な家畜を強制的に処分することはできない」と述べ、家畜の移動の制限や消毒など現在進めている対策を徹底する考えをあらためて強調しました。