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名城、王座陥落から一夜…裸一貫での出直し決意

傷跡が残る顔で取材に応じる名城

 0−3の判定で敗れ、WBA世界スーパーフライ級の王座を失った名城信男(28=六島)が敗戦から一夜明けた9日、大阪市内の六島ジムで会見を行った。新王者のウーゴ・カサレス(32=メキシコ)のパンチを多く浴びて3度目の防衛に失敗したとあって、顔は腫れたままだったが、この日奈良市内の病院で受けた検査で異常がなく、王座返り咲きへ裸一貫で出直す決意を語った。

 「ああしたら良かったと言い出したらきりがない。新たに別の結果を出すことを求めていく」

 2週間から1カ月の休養をした後、始動する。再起戦はカサレスとの再戦が第1希望ながら、枝川会長は「(世界戦につながる)いい条件なら」と、ノンタイトル戦でもメキシコへ武者修行に出かけるプランを打ち明けた。海外志向を持つ前王者も「今は裸みたいなもの」と、別階級を含めて柔軟な姿勢でいる。国内タイ記録となる3度目の世界王者を目指し「技術の引き出しを多くしたい。どんな展開も打破する自分のボクシングをつくりたい」とレベルアップを誓った。

[ 2010年5月10日付 ]

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