記事入力 : 2010/05/10 11:19:50
農薬入りマッコリを飲み、飲食店主が入院 /珍島
外出中に侵入し混入か
全羅南道珍島郡で、飲食店を経営する60代の女性が毒物入りのマッコリ(韓国式濁り酒)を飲み、病院で治療を受けていたことが、10日近くたって明らかになった。
珍島警察署が9日に発表したところによると、先月31日午前1時10分ごろ、珍島郡義新面敦地里にある飲食店で、店主のJさん(64)がマッコリを飲んだところ、「強い薬品のにおいがする」と訴えたため、一緒にいた人たちが病院へ連れて行った。
Jさんは同郡と同道木浦市の病院に計4日間入院したが、命に別条はなかったという。国立科学捜査研究所による鑑定の結果、Jさんが飲んだマッコリからは、殺虫剤の成分が大量に検出された。
問題のマッコリは、Jさんが近所の酒造業者から仕入れ、プラスチックの容器に保管し、店で出していた。事故当時、マッコリの量は、50リットルの容器の3分の2程度だった。
警察によると、Jさんは当時、3人の客と一緒にマッコリを飲んだ後、珍島邑で開かれていた「神秘の海の道(海割れ)祭り」を見物するため、店を開けたまま外出した。4時間後に店へ戻り、再びマッコリを飲もうとしたところ、容器の中から異臭がしたため、試しに少し飲んだという。Jさんから「マッコリから異臭がした」と聞いた客たちは、すぐさまJさんを病院へ連れて行った。
警察は、Jさんらが外出している間に、何者かが店へ侵入し、マッコリの容器に毒物を入れたのではないかとみて、Jさんや客たちの交友関係を中心に捜査を進めているものの、現在のところ手掛かりをつかめていないという。珍島署のキム・イルギュ捜査課長は、「問題の殺虫剤は主に、たばこやリンゴ、梨などの作物に使用する。使っている農家や販売業者などを対象に、捜査範囲を広げている」と説明した。
光州=金性鉉(キム・ソンヒョン)記者
朝鮮日報/朝鮮日報日本語版
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