ポスコの大宇インター買収が有力に

 7日に締め切られた大宇インターナショナルの売却入札で、鉄鋼大手のポスコが競合したロッテよりも高値で入札したことが明らかになり、ポスコが優先交渉対象者に選ばれる可能性が高まった。

 韓国資産管理公社(KAMCO)と債権団は、ポスコ、ロッテの入札価格に加え、両社の資金調達計画、経営能力、相乗効果など価格以外の要素も加味し、2週間後をめどに優先交渉対象者を決定する予定だ。しかし、入札価格が最も決定的な要素である上、6兆5000億ウォン(約5200億円)に達する手持ち資金を考えると、特に大きな不確定要素がない限り、ポスコが優先交渉対象者に選ばれることが確実視される状況だ。

 ポスコが大宇インターの買収に積極的なのは、大宇インターの海外拠点網がポスコによる海外資源開発、鉄鋼製品の輸出ルート拡大に役立つためだ。

 ポスコは鉄鉱石、有煙炭など鉄鋼原料を安定的に確保するため、海外資源の開発を積極的に進めている。現代製鉄が高炉事業に参入し、ポスコの市場を奪い始めると予想されるため、新たな出荷先の確保も課題となっている。

チョ・ジュンシク記者

朝鮮日報/朝鮮日報日本語版

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