社民党の山内徳信参院議員(元沖縄県読谷村長)は10日午前、米軍普天間飛行場(同県宜野湾市)の移設先を巡る関係閣僚会議の開催に合わせ、官邸前でキャンプ・シュワブ沿岸部(同県名護市辺野古)にくい打ち桟橋方式で滑走路を建設する案への抗議活動を行った。連立を組む与党議員が官邸前で抗議するのは極めて異例だ。
山内氏は「首相、『国外・県外』への公約守れ」の横断幕を前に演説。「政府は汗もかかず、米国の前にひれ伏している。沖縄に基地を押しつけることは首相としての判断力、資質が問われる」と強調した。【西田進一郎】
毎日新聞 2010年5月10日 12時46分(最終更新 5月10日 12時57分)