「ダイヤのA」が胸が熱くなりすぎる件 / 母さん、たかみち先生初コミック「ゆるゆる」が癒されるんだ / こんな可愛い娘が女の子のはずないんですよ! / タアモ先生の描く女の子を見ると胸が熱くなるな / 「ワンピース」ルフィとエースの過去が明らかになると思うと胸が熱くなるな


2010年04月22日(木)

「魔法先生ネギま!」の33巻もDVD付きの限定版がでます。今回は、アリアドネー編がアニメ化のようです。発売日は11月17日です。これは楽しみです。
【Amazon】魔法先生ネギま! 限定版(32)

また、月刊ヤングマガジンで時たま掲載されてた「R-中学生」が待望の単行本化しました。またたく間に知れ渡り、早くも増刷が決まったようです。(今週号のヤンマガより)おめでとうございます。


中学2年生の少年少女の青春物語。中二といえば、学校に家に大人になりきれない、まさに悩み多き年頃ですよ。ゴトウユキコ先生は女性でしょうか。天才だな!いや、まじで。ここまで踏み込んで中二の若者視点で描くとか、めちゃ凄いです。中ニという難しい年のビビッドな感性を内面からストレートに描いた傑作ですよ(性的な意味で)。

臭いフェチの男子、下着フェチの男子、黒い下着つけて胸を強調する体エロい女子、オナニーしか頭にない男子、成長が遅いロリな女子、優等生だけど男レベル1な男子、おじいちゃん大好きな女子…中二最高

個人的には稲沢さんがマーベラス。身長も大きく成長が早くエッチな感じの女子。黒い下着を常につけているものの、実は胸よせ上げブラだったり。


黒下着の稲沢さん(中二)

中学、高校といったら夏服で女子のブラジャーが透けてガン見して悶々となるのは誰もが通る道ですが、ストレートに中二男子がエロい妄想が膨らむ様に、何ともいえない共感が。個人的には、稲沢さんでお気に入りなのは、稲沢さんはハチが苦手で、ハチは黒いものを追う修正がある、スカート脱げ、パンツが黒かったという流れ。あまりに完璧です。これはマーベラスです。

さて、今一番熱く面白いスポーツ漫画は何かと聞かれれば、私は絶対に「ダイヤのA」と答えます。どう考えても圧倒的に熱い、興奮する、鳥肌が立つ、泣ける、マーベラスすぎるのです。


現在、甲子園をかけて都大会の決勝戦。そもそも王道の野球漫画なら弱小高校で名門高校をバッタバッタと倒していくものですが、「ダイヤのA」は主人公の沢村栄純が名門、青道高校へ野球留学するをするというリアルな現実主義な話。だからこそ、今の3年生の積み上げてきたものが違うのです。感情移入をしてしまうのです。

最大のライバル高だった市大三高が敗れて、なんだかなーと思ったのも事実。最初は、いきなり王者として出てきた稲城実業に対して斜めに構えていました。しかし、決勝戦の面白さがただ事ではなく、もう稲城実業の面子にも目が離せません。例えるなら、「スラダン」の、ポッと出てきた山王工業みたいな感じ。いきなり出てきても…と思ったら、試合が圧倒的に面白いという。

というわかけで、決勝戦の青道VS稲城がやばすぎる。興奮し鳥肌が立ち胸を打ち感動して、もう自分でもよくわからない感情です。近年まれに見る超名試合なのです。面白すぎるだろ、と。

特に、最期の夏に怪我をしたエース丹波ですよ。怪物1年降谷の限界が来て、リリーフに登板して投手交代する様の何とマーベラスなことか。「後は、お願いします…」と呟いてマウンドおりた降谷。あの何考えているか分からない男が託し、丹波の口元が笑っている様子が良すぎる。タイトル「バトン」って、胸に響きすぎる。

そもそも今の頼りになる3年生が、実は近年の青道で最も頼りにならなかった世代というのは驚きです。そして、丹波のピンチになった時に思い出す回想が泣ける…。


チキン時代の丹波

丹波は他にも、マウンド下りるとき結城に言われた「もう一度。必ずもう一度、お前をマウンドに立たせてやるからな」というやり取りが泣ける。他にも、小湊(兄)の決死のファインプレー、伊佐敷の徹底的に繋ぎに徹したプレイなど、3年生やばすぎるプレーが感動もの。

そして、最もこの試合が盛り上がったのは8回裏です。1点差で負けている中で掴んだチャンスで、青道の4番結城哲也と稲城エース成宮鳴の4度目の対決こそがキモです。圧倒的に興奮するのです。

3番伊佐敷が徹底的に粘る時、前園(控え)の回想シーンで伊佐敷が過去に話した台詞が何とマーベラスなことか!

「これでも、毎打席、毎打席…必死でボールに喰らいついてんだよ…。悔しいけどよ…逆立ちしても、敵わないすげぇ打者が後ろにはいるからな…」

そして選んだフォアボール。そして、迎えた結城と成宮4度目の対決。パねぇ盛り上がりですよ。熱すぎるにも程がある。というのも、「ダイヤのA」といえば、選手の心情が吹き出し抜きで太文字でコマ内で語られるのが特徴。よく視点が変わりますが、誰の言葉なのかは一目瞭然。


モブ部員の言葉

ベンチ入り出来なかったモブキャラが空気読めてない沢村に対して「アイツ…ちゃんと分かってんだろーな。ここで追加点取られたら…試合が決まっちまうかもしれねーんだぞ…」と、主要メンバーでなくても視点がバンバン変わります。エースだろうと、4番だろうと、ベンチだろうと、観客だろうと、それぞれ個人の視点で語られるのです。

誰の言葉なのかは分かる仕様なんですが、8回裏の結城VS成宮の意地と誇りがぶつかった対決のパねぇ熱は、この言葉が、青堂と稲城それぞれのナインの言葉が一つ繋がっている事ですよ。御幸やクリスや監督の言葉。

「流れは今」
「間違いなくウチにきてる―…」


言葉が一つに

お前が決めろ、哲(キャプテン)―

主要メンバーの視点、脇役の視点で語られたそれぞれ個人の言葉が、この対決には複数人が同時に同じ言葉で語るのです。これが青道の4番でキャプテンの結城哲也への信頼ですよ。青道の言葉が一つになったのです。パねぇよ。燃える!

しかも、青道に対して稲城ナインまで、それぞれ個人の言葉がエース成宮への信頼に繋がって一つになっているのです。「いったれ、鳴」と語る者いれば、白河は「こういうピンチも久しぶりかもね…」と呑気に語り、カルロスは「ねじ伏せればいい…」と強気に語りだし…。

「いつも通り」


言葉が一つに

俺達は、エースを信じる

青道が同時に4番を信じれば、稲城も同時にエースを信じる言葉。やばすぎです。鳥肌ものです。それぞれの視点で個人で語られたのが、同じ言葉で4番とエースを信じる言葉で語られる展開。燃えます。

で、20巻はこの超燃え展開で終わりです。続きが気になって仕方ないです。私は連載も追っているのですが、この続きはヤバイ。死ぬほどヤバイ展開の連続です。

以下、単行本派はネタバレ

21巻が出た時に語ろうと思いましたが、この興奮は今語らざるを得ない。単行本派は21巻が出てから読んでということで。鉄は熱いうちに打てですよ!

結論を言えば、青道が逆転です。ガッツポーズものなのですが、9回裏で最後のツーアウトを取って、沢村も崩れて交代。ラストを閉めるのは川上です。ここからの流れがジャットコースターのように上がって下がってヤバすぎる。脳から変な汁が出るほどの面白さです。ラストに円陣組む青道ナインが再び、複数の言葉が一つに収束します。

「今までやってきた事を信じよう…」
「俺達の…」
「青道の野球をすれば―」
結果は後から、ついて来る―

と、青道ナインの言葉が一つにまとまり、燃える展開。後は気持ちの勝負。もう、ここからは言葉はいりません

というか、スポーツ漫画では王道なのですが、最後の最後のクライマックスでは、台詞も吹き出しも心情も一切文字では語らず、ただひたすらアクションシーンが永遠と続くのです。あお高もキャプテンもスラムダンクも、最後の最後の決着へ向かう時は、全てを出し切り文字で語るものなんて何もないのです。


試合のシーンが淡々と…

打とうがファインプレーしようが、台詞もナレーションも心情も何もありません。もう、文字で語ることなどないのです。ただただアクションシーンが続くのです。どういう感情なのかとかは、キャラの顔などで想像するのです。

台詞など何もなくてアクションシーンが続くと、まるでビデオをスロー再生しているように、リアルに時間が減速とか止まっているように感じてしまいます。なんという肉迫感なんだ。

そして、決着の時…。打たれました。というか逆転した時は勝って甲子園に行くものと思ってしまっただけに衝撃がでかいです。泣きそうです。同点になった時の監督の激で、一旦は持ち直したのに。監督が「今やるべきことをしっかりやれ―」と語れば、全員が頷きます。そして各視点での言葉がまた逸材。

御幸「そうだ…」
白州「終わりじゃない」
川上「前を向け」
ナイン全員で(応援席含め)「まだ試合は終わっちゃいない―」

そして白球が空を舞ってしまいました…。ここで再び、それぞれの青道ナインの視点で語られた言葉が、同時に同じ言葉で集束するのです。それぞれ、「ばっ…」、「ふざけんな」、「やめろ」と語り…。


絶望の瞬間

やめろ―

8回裏に最高の盛り上がりで燃えた、各個人の言葉が同時に同じ事を語るという一つに集束するという展開が、最後は各個人が同時に「やめろ―」という言葉に収束してしまったのです。なんという絶望感

マジできついは…。圧倒的な絶望感ですよ。まじ泣きそう。今後は、3年生が抜けて今の1、2年が中心の新展開になるんでしょうか。というか、川上はあと1アウトでリリーフ登板してサヨナラ負けって、リアルなら川上ンゴとかコケにされるとこですよ。コイツが来年のエースかと思うと胸が熱くなるな。


2010年04月23日(金)

ラブコメ読んでニヤニヤするのが大好きなのですが、どうも社会人の恋愛にはニヤニヤできないのです。何かと言えば速効ヤったとかヤラないとか。ですので個人的には「リカってば!(AA)」のように、いい年した社会人がピュアにラブでコメるのがマーベラスなのです。そして、甘詰留太先生の「ハッピーネガティブマリッジ」が非常にニヤニヤと出来るのです。


30歳、独身、オレ結婚できるかのか、というヘタレ男が、お見合いをして、これがまた非常にニヤニヤ出来るピュアなラブストーリーを展開させてくれるのです。


ニヤニヤする

ヒロイン秋緒の仕草にいちいち胸が熱くなるな。やばい、ニヤける。可愛いな、ちくしょう。非常にマーベラスです。特に特筆すべきは、甘詰先生の描く女性のなのです。タラコ唇のように強調され、唇が妙に色っぽいというかエロスがつまっているのです。こんな唇が喋ったり何かを加えた時の威力は、ピーターアーツのハイッキック並みです。ましてや、この色香漂う唇で接吻をするなんて、もう神の領域に踏み込んでしまっているのです。つまり、甘詰先生の描く女性の唇が大好きなのです。

さて、先日たかみち先生の初コミックス「ゆるゆる」の単行本が発売されました。


ぶっちゃけ私はたかみち先生の知識は「LO」の表紙を描いている事と、ニコニコ動画の作業用BGMの癒し系の曲でよく画像が使われているという認識しかありませんでした。で、「ゆるゆる」を読んでみたら意外と面白かったのでビックリですよ。

ちなみにネット界に数ある漫画感想サイトで「意外と面白かった」という感想ほど当てになるものはありません。変なファン視点や理屈や期待を抜きに、まっさらな状態で読んで「面白かった」と述べのだから。ほぼ確実に面白いのです。つまり「ゆるゆる」はマーベラスなのです。

話は、荒井ハルカと片瀬ユキと富士倉みさきの仲良し3人組が中心にマッタリした日常がショートストーリで描かれています。今さら私が言うまでもないでしょうけど、女の子が可愛いのです。可愛いは正義なのです。


可愛い

注目すべきは、後姿の女の子です。けっこうな数の後姿が描かれています。ワンピの尾田先生風に言えば、カメラの位置が固定されていて(BY マンガ脳の鍛えかた(AA) )、女の子たちが行ってしまう状況を眺めているような感覚。

京アニ「けいおん」と同じように、この仲良し組を眺めて、この面子の中に入っていきたいと思ったり、眺めているだけでも良しと思ったり。ようするに、非常に楽しそうにきゃぴきゃぴしているのです。

そして癒されるほど、タイトル通りゆるゆるしている感じ。マッタリ感がマーベラスなのです。以前に「間」の説明をしましたが、「ゆるゆる」も基本1話4〜8ページという短い中で、絶妙な「間」を取るのです。例えば、6話「キッチリユキ」で、ハルカが靴下を左右違って履いて来てしまった時。



みさきが、ユキの目線がハルカの何かを気にしている様子を描いています。ぶっちゃけ、みさきが「また何か気にしている?」と言った後に、「あっ」と靴下が違っている事に気づくのに繋げてもまったく問題ありません。しかし、数ページという枠の中できっちりと「間」を描く事によって、味わい深いまったり感が醸し出されているのです。

で、キモはやっぱり「」ですよ。たかみち先生といえば、夏という季節に開放的で元気一杯の女の子を健康的に描くのです。海、スク水、薄着の女の子ことがマーベラスなのです。「ゆるゆる」は石黒先生の「それでも町は廻っている(AA)」のように時間軸が飛び飛びなのかもしれません。学校へ登校してるかと思えば夏休みなのかと思わせてバラバラで、いつの出来ごとかは明確に描かれていません。それでも、全話どのエピソードも夏の出来事なのです。

やっぱり、夏のきゃぴきゃぴしている少女は可愛いな。そして、ラストに描かれた、美術部のハルカの絵が非常にマーベラなのです。


ハルカが描いた絵

「私たちだよ!」と語るハルカ。後姿の3人組の少女たちの服装は長そで。地面には花いっぱい。そう、季節は夏ではなく「」なのです。つまり、季節が変わって春になっても、いつまでも仲良し3人組は一緒なのです。癒されます。可愛いです。可愛いは正義なのです。

で、個人的にはスクール水着姿とお風呂のシーンに劣情を抱くのでしたまる。


2010年04月24日(土)

可愛い子が出ていると思わずニヤニヤしてしまうものです。先日、「國崎出雲の事情」の1巻が発売されました。


表紙からも主人公、國崎出雲の可愛らしさが滲み出ています。有名な歌舞伎一家の子供で、高校生で抜群の顔立ちをしています。毎回毎回、その可愛らしさにニヤニヤとしてしまうのです。


國崎出雲

だが、問題は國崎出雲はだということ。いや、むしろ男の子だから良いという意見は非常に同意なのです。既に女装などしなくても十分に可愛い男の娘なのに、歌舞伎で女装するのだから何ともナイスなのです。

所謂、男の娘を見てニヤニヤする個人的なポイントとしては、女装するのを嫌々するというのが非常に大好きなのです。ノリノリでやるよりも、恥ずかしがって女の子の格好をする姿に、胸がときめくのですよ。で、國崎出雲は女の格好するのは恥ずかしいという気持ちと、歌舞伎で女形として注目されるのが気持ちいい、という反対の感情が渦巻くのが見所でニヤニヤしてしまうのです。つまりマーベラスなのです。

もちろん「ゆびさきミルクティー(AA)」の池田由紀のように自らの意志でノリノリで女装するのも素晴らしいです。(何でもいい)さらに、日常的に女装しているとなれば言う事なしです。そう、「カイチュー!」ですよ。


キャッチコピー「弓と袴と恋心、ニュータイプ弓道ラブコメ」というもので、つまり何なんだよと言われれば、袴姿の男の娘をニヤニヤと楽しもうとういう事です。


不動権三郎

ヒロイン(?)不動権三郎の袴姿にニヤニヤするのものの、普段から女装しているとなると回想で出てくる、男の格好が逆に美味しいというギャップ萌えですよ!まあ、最大の見所は主人公の立川達矢が男の娘ゴンちゃんにドキドキしたり淡い恋心を抱いてしまう様子。相手は男だぞと思いつつ、止められないのです!

男が男の娘にドキドキしてしまう様のなんてマーベラスな事か。そう「プラナス・ガール」は素晴らしいのです!


ヒロイン藍川絆の可愛さにニヤニヤとしてしまうのは間違いありませんが、主人公の槇くんが男の娘絆にドキドキしてしまう様が小宇宙を爆発させるのです。


悩む槇

「ったく、そりゃ藍川が普通の女の子だったら、こんな悩むこたーなかったのに…」

男の娘にドキドキする様子は個人的に、どうしてもニヤけてしまいます。相手は男だぞと心で思っていても、もう止められない、どうしようもないのです。仕方がない事なのです。ドキドキが止まらないのですよ!

また、ちょっとおバカなノリになりがちな男の娘。ノリノリで女装しようと嫌々女装しようとも、そんなに重くない軽い感覚が多いですが、これをストレートに真っ向から描かれると、凄まじき感情が渦巻くのです。原作野島伸司先生、漫画タアモ先生の「スヌスムムリクの恋人」が胸に響くのです。


もちろん原作は読んだ事がなく漫画版のみです。仲良し4人組の幼馴染の男子ですが、そのうちの1人ノノは性同一障害なのです。体は男でも心は女の子。ノノの心は女なのに自分は男な事で悩み葛藤する様子が胸を打ち、幼馴染3人の男たちとの友情、恋心における感性がヤバイです。

私はタアモ先生が描く女の子が可愛くて大好きなのです。つまりノノが男といえども滅茶苦茶可愛いのです。体は男で心が女というデリケートで重い内容ですが、ノノが女の子の格好をしたりセーラー服を着たシーンに、ガッツポーズを取ってしまいます。


ノノ

体は男で心は女。そこに悩み、無理して男の格好をしていたので、ついに女の子の格好をした時のノノの可愛さがヤバすぎるのです。戦闘能力が一気に跳ね上がり、スカウターを爆破させます。

体をしならせ、ドアからぴょこっと覗いて恥ずかしそうに披露した女の子の格好。幼馴染3人がノノの可愛さに顔を赤くさせ、女の子以上に女の子らしいノノにときめきが止まらなくなります。

さて、ここまでの話を総括すると男の娘は最高だという結論になります。そして、「うそつきリリィ」の1巻が発売されました。これまた、マーベラスな男の娘だこと。


少女漫画で男の娘だと、と構えていたら、こりゃ面白い。私は男の娘が登場するラブコメなら、やっぱり男同士のカップリング(801的な意味でなく)だろうと今まで思っていましたが、男の娘と女の子も素晴らしいじゃありませんか。

ある日、凄い美少年に告白されて付き合うのOKを出した早乙女ひなた。しかし、告白してきた美少年は学校でも有名な女装が趣味な篠原苑だったという。


篠原苑

で、付き合う事になった2人のおバカなノリと、テンポ良く進むのでサラリと読めます。苑は外見は普段は美人の女の子ですが、中身はキッチリ男。ただ男が死ぬほど嫌いという。つまり、男の自分すら嫌いという筋金入りの女装野郎なのです。

私は無理やり女装させられて恥ずかしがる姿にときめくのですが、苑は女がデフォで、逆に無理して男姿になるところにときめきを覚えてしまいました。目から鱗ですよ。これがチェス版をひっくり返す発想というやつか(全然違う)。

さらに、苑は喫茶店でバイトすることになるのですが、メイド姿がコスチュームでメイド服には恥ずかしがるという。何でも自分でノリノリで女装するのは大好きだけど、制服など人から強制される女装はイヤだとか。つまり、無理して女装して恥ずかしがる所もあり、無理して男姿になって恥ずかしがるのもあり二度美味しいのです。

また、鏡に映る男の格好をした自分すら大っ嫌いで、ひなたの瞳に映った自分にイラついて咄嗟に頭突きをかましてしまうという事で、このままではキスが出来ません。目を閉じろとか、そういう突っ込みもありますがお互いが相手を見ていたいという恋心がいいんですよ。

キモは文化祭で、苑のクラスは女装喫茶、ひなたのクラスは男装喫茶で男女の格好が入れ替わりです。2人の友人がこれまた偉い女装と男装が似合っていたり、お互いがヤキモチ焼いたり、と。作者は狙いすぎだろう、と。


狙いすぎ

ちなみに作者・小村あゆみ先生は後書きで文化祭は「超―楽しかったです(ハート)」、「ニヤニヤしながら描きました」とノリノリです。いいぞ、もっとやれ!

また、個人的に刮目したのはパンツです。昔、「らんま1/2」でらんまは女になって女の格好をしてもパンツだけは男物という一線がありました。らんまは後半は一線を越えてしまいましたが、苑はトランクスでまだ一線を越えていません。つまりトランクスという立派な男物。

タイトル「うそつきリリィ」というのもあれですね。「Lily」とは百合です。百合といえば女の子同士ですよ。つまり、うそつきな百合なのです。見た目的には百合百合なんですが、女装少年だから偽百合なんです。


偽百合

主人公ひなたよりも苑のほうが可愛いというのは王道。エロゲでも女装した男の娘が増えてきましたが、「るいは智を呼ぶ」でも「恋する乙女と守護の楯」でも「処女はお姉さまに恋してる」でもそうなんですが、どう考えてもヒロインより主人公のほうが遥かに可愛い。可愛い男の娘は永遠に不滅ですよ。

そんなわけで、可愛い男の娘専門誌が出てしまったのです!


ついにオトコの娘マガジンが出てしまいました。一体何を考えているんだ!(満面の笑顔で)表紙に「こんなかわいい子が女の子のはずない!」と、キャッチーな煽り文句で男の娘が満載なんです。漫画もカラーイラストも全て男の娘!これでもかという男の娘っぷりに、新たな局地へいきそうです。だが、最もアレなのは付録なのです。

付録がブルマ風の何か(赤)。男性でも履けるようにサイズは大きめ…。これをどうしろと。ちなみに、「わぁい」編集長が何故男の娘専門雑誌を作ったのかとインタビューで聞かれ…。

ぶっちゃけていうと、もう自分自身が好きだから、ということに尽きますね。

はじまったな!


2010年04月25日(日)

先日、コミック百合姫6月号が発売されました。びっくりしたのは、タアモ先生の読切「月とドロップ」が掲載されていました。


これはメッチャ良かったのです。ニヤニヤと満面の気持ち悪い笑みを浮かべてしまったのです。百合漫画も最高でした。そう、タアモ先生の描く女の子は可愛い、萌える、ニヤニヤとしてしまうのですよ!

タアモ先生の漫画は、超お勧めなのです。読み切り作品が中心ですが、とにかく素晴らしい、ニヤける、女の子が超可愛いのです。


初単行本の「初恋ロケット」は、今よりも丸みがあってムチムチ感がある女の子が非常に可愛かったのです。特に「夜汽車紀行」は、中学生の娘が年上の駅員さんに恋をし、全力で顔をニヤニヤさせてしまうのです。そう、タアモ先生は、年上に恋する学生という展開が非常に素晴らしいのです。

「少女のメランコリー」は、女子校で少女達の友情を描いたもの。これまた非常に素晴らしいのです。仲の良いグループの視線が気になった時の心情。そう、タアモ先生の描く女の子は可愛いだけでなく、その時の心情こそが最高なのです。まあ、何にしてもタアモ先生が描く女の子は可愛いのです。

タアモ先生の素晴らしさは、胸が熱くなるほどの心情ですよ。そして、「あのことぼくのいえ」こそ心情が素晴らしく、最もニヤニヤさせてくれるのです。


「あのことぼくのいえ」は、高校の寮で飼われている犬の視点で物語が語られるのです。この犬、海ちゃんを通して男女の恋愛していく様子をニヤニヤと楽しむのです。「この言葉は魔法」では疎遠になった幼馴染の話をニヤニヤと楽しみ、「ラブレター」は男子生徒と教育実習生の女性の恋愛をニヤニヤと楽しみ、「ぼくの手」は犬の海の過去が分かり、恩人の女子生徒と散歩ですれ違う男の恋愛を上手く絡めたマーベラスなもの。


犬の視点で語られる

人間の恋愛感情を犬という、第三者の視点で綴られており、特に犬に自分の本音を語りかける様は、ニヤニヤとしてしまうのです。犬に可愛い女の子が本音を語りかける様子は、我々読者にだけ海ちゃんと一緒に本音が分かり、ドラマや映画を鑑賞するように楽しめるのです。

海ちゃんがいなくても、海ちゃんがナレーションで語り、まさにニヤニヤと眺めていたいという感じのラブコメはマーベラスです。ニヤニヤと気持ち悪い笑みを浮かべてしまうのは仕方がないのです。何と言っても、タアモ先生が描く女の子は可愛いのです。

心情といえば「いっしょにおふろ」です。タイトルからして、私の妄想力を極限まで高めて、小宇宙が爆発してしまいそうになりますが、この「いっしょにおふろ」の心情のなんてマーベラスなことか!


表題作になっている「神田川ラプソディー」は、家のお風呂が壊れてしまい銭湯に通うようになり、銭湯でよく会う男に徐々に気が引かれていくという話。しかし、親友が好きな人が同じ銭湯でよく会う人だと知って、本音の心情ではもう止められないという思いと、言葉で話す台詞では応援するという逆の感情の交差がマーベラスなのです。

そう、タアモ作品の魅力は女の子の本音と建前の心情なのですよ。以前、季刊エス(AA)のインタビューで、タアモ先生は以下のようにキャラの心情について語っていました。

私は男の子目線で描くのが好きなんです。女の子目線で描く場合は、男の子をカッコ良く描かないといけないじゃないですか。男子視点で女子可愛いーって描く方がテンションがあがるので、女の子は自分を投影して動かすよりも、愛でる存在として可愛らしく描くのが好きです。男の子が女の子を聖域と思ってるのとか好きなので男子視点では女の子のどろどろした中身はそこまで描きたくないって思っちゃいます。

ビックリです。タアモ先生は男子視点で描くほうが好きだったなんて。私としてはまったく同意できないかな…。

男視点で描かれた「サンタのキス」や「ライフル少年」や「こどもサラダ」も好きですが、どう考えても女子視点で描かれた作品のほうが胸に響くし魂があるのです。ただ、愛でる存在で可愛くというのはなるほどと思います。しかし、愛でるほど可愛いにプラスして心情が描かれる様がマーベラスなんですよ。「きらぼしのダンス」での建前と本音はニヤニヤとしてしまうのです。


「へ、へえーいいじゃん!一石二鳥じゃん」(建前)
『違う』(本音)

失恋したばっかりで、クラスの王子様と親密になりつつも、王子様のメル友との仲を応援してしまうの巻き。「へ、へえーいいじゃん!!一石二鳥じゃん」と言うのに、本音では「違う」と否定。そして、ここからの建前と心情が、私をニヤニヤさせまくるのです。

「略奪っていう言い方も変だよ。ただ純粋に恋をして結ばれるだけだよ」(建前)
こんな事言いたいんじゃなくて、あたし、ただ単純に、安藤のこと好きだって言いたいだけで』(本音)

なんという天の邪鬼。そう、タアモ先生の描く女の子視点では、天の邪鬼で中々思っている事を言えない女の子ほ本音と建前のギャップをニヤニヤと楽しむのです。そして、ついに本音を語る時は、我々全力で気持ちわるい笑みでニヤけてしまうのです。


本音で語る

あたしは、安藤のことがすごく好きだかたで…

基本、天の邪鬼で台詞と心情で反対の事を述べていたのが、本音で語った時は、思わずガッツポーズを取ってしまうのです。初めて素直になる女子がマーベラスなのです。まあ、それ以前にタアモ先生の描く女の子は可愛いのです。

そう、本音ではこう思っているんだけど、素直に言いだせない事に、タアモ先生の描く女の子の真髄があるのです。「吾輩は嫁である。」や「恋月夜のひめごと」は素直になれない女の子の可愛さは芸術の域に達しているのです。


「恋月夜のひめごと」は大正だか昭和初期の時代に、お嬢様と書生の恋愛模様。たまに書生の視点で語られることもありますが、お嬢様の本音と建前にひたすらニヤニヤしてしまうのです。例えば、留学を聞いたお嬢様は、留学を楽しみだと建前で話すのに、本音では「ねぇお願い。何か言ってよ」と、本音の心情は胸が熱くなるのです。

「吾輩は嫁である。」は、収録されている作品がどれもマーベラスなのです。特に、表題作になっている「吾輩は嫁である。」と「ラブメイト」は素直になれない女の子の様を全力でニヤニヤして見つめれる傑作です。本音で思っている心情と、それを言葉に出して言えない様子のギャップに浪漫が詰まっているのです。そして、思わず本音を言葉で発してしまった時の超人強度は、ウォーズマンがバッファローマンに滅茶苦茶の理論で1200万強度と言った時ほどの、常識では考えられない程に跳ね上がるのです。


跳ね上がる

いわゆるツンデレ萌えに共通するのです。別に型に嵌ったツンデレではないのですが、自分の気持ちに素直になれないで建前で語る点、ようやく素直になったデレた時の甘々っぷりは共通します。つまり、素直になれなくてデレた時の可愛さがとんでもないのです。要約すると、タアモ先生の描く女の子は可愛いという事です。

本音では好きだけど素直になれない女の子のギャップと、デレた時の可愛さがとんでもない事を説明しましたが、「お願いせんせい」はさらに、その先へいってしまうのです。


表題作になっている「甘い涙は恋の味」も素晴らしく可愛らしい女の子ですが、「アルタイルの恋文」と「眠りの国の少年」の女の子の可愛さと、胸きゅんのレベルは至高の逸品となっているのです。

「アルタイルの恋文」は、古き良き日本を舞台にした東京からやってきた少年と田舎に住む少女の恋の模様を胸きゅんしまくるピュアな様子で描かれたもの。注目すべきは、やはりヒロインの心情なのですが、この辺りの作品からの心情は胸が熱くなるな


胸が熱くなる

夏だけ会う身分の高い幼馴染。子供の頃から心情で「いつも泣いてるように見えた」とか「何か言いたそう」とか思っており、「あんた、なんでさっきからそんな悲しそうなん?」と、相手の気持ちを読むところが良いのです。何ていうか、私だけが相手の本音が分かっちゃいます的なもの。逆にこれが男だったら非常にきもいんですが、可愛い女の子が相手の本音を見破る様は非常にニヤニヤするのです。


私だけが分かる的な

「この人、本当は寂しんぼ?」

見事に相手の本音を見破り、そこに向かって突進していく様がマーベラスなのです。可愛いのです。一生懸命で胸きゅんしてしまうのです。まあようは、タアモ先生の描く女の子は可愛いという事です。

心情も素晴らしいのですが、やはりビジュアル的にも可愛いのです。照れた時の可愛さが国宝級の可愛さなのです。「ライフル少女」に登場する2人の可愛さが尋常ではないのです。


幼馴染の少女2人の恋愛と友情を描いたもので、1話と2話でそれぞれ視点を変えて話が進み、その感情と切なさも良いです。やはり本音では好きなんだけど、素直に言えないという感じで、そこへ友情が挟んであり胸が熱くなります。何よりも照れた時の可愛さがただ事ではないのです。


照れる

照れて赤くなって混乱してはわはわする女の子は可愛いというのは、センター試験に出るぐらい一般常識なのです。特に、タアモ作品だと女の子のごうが、頑張って本音を言うなでの心情が魅力なので、男のほうは草食系な印象ですが、「ライフル少女」に出てくる男は積極的で、ここぞでキメてくれるのが読んでて清々しいのです。

また「ライフル少女」では、友達いない牛居さんがウィンナーだけの弁当を一緒に食うという謎のクラスメイトが、「ライフル少年」ではヒロインとなって不思議系の魅力溢れているのもマーベラスです。何が言いたいのかと言えば、タアモ先生の描く女の子は可愛いという事です。

そして、原作付きで描かれた「スヌスムムリクの恋人」は、ノノの可愛さが素晴らしすぎるのです。


ノノは性同一障害で男だけど心は女の子。男といえどもノノの可愛さはグンバツに飛び抜けているのです。特に刮目したいのは、ノノの目です。季刊エスでちょこっと、男女の目を描き分けているとタアモ先生は述べられていました。


女の目

黒い目と線でグルグル描き回した2種類が女の子の目。どちらも、キラキラしているというか潤んでいる感じ。タアモ先生の描く女キャラの目の特徴です。


男の目

女の子の目は大きく丸いのに対して、男はやや細い目です。さらに目に光というかキラキラがほとんど入らず、死んだ感じの目です。で、ノノの目はと言えば…。


ノノ

女の子の目で一貫して描かれていました。まん丸の目で線でグルグル描き回したやつ。それがどうしたと言われれば、ノノは可愛い男の娘だということです。つまり、タアモ先生の描く男の娘が凄く可愛いということです。

ここまでで、抑えるべきポイントとしては、タアモ先生の描く女の子キャラの魅力とは、本音と建前のギャップ、ついにデレた時の甘えっぷり、私だけが分かるという心情、照れた時の仕草がニヤニヤする、丸く大きな潤んだ目…というのが重要。なによりも、ビジュアル的に凄く可愛いのです。

そして、タアモ先生がデザートで新連載をするというじゃありませんか。「たいようのいえ」で、幼馴染ものと聞いたら黙っていられませんよ。なんか強気っぽいヒロインが魅力的です。本日から、私はデザートを購読する事を決めました。実はチェックしてる漫画がけっこうデザートにはあるので、タアモ先生の新連載を機に定期購読しようと、朝起きて速効でコンビニに買いに走りました。



コンビニに置いてませんでした。(´・ω・`)

2010年04月26日(月)

俺達の井上和郎先生が帰ってきました。変態という讃辞を何度も送ってきましたが、やはり嬉しいものですね。


右手が恋人38歳のロリショタ親父30歳童貞の霊が宿った刀を全裸の女が振り回すパーツフェチ超絶ロリ美少女の実の弟…、とどこまでも荒野を進んでいたんですが、最近は割とおとなしめ。「魔法のいろは」は、未来からやってきた魔法少女もの。注目すべきは魔法少女が実の娘という事です。これは2巻も楽しみです。

さて、ついに頂上戦争が終了した「ワンピース」。数々の謎が残されて、三大戦力の均衡が崩れてしまいました。新時代を担う大物ルーキー達は、この戦争を注視していました。全員、黄猿がら逃れたところを見ると、やはり相当な実力者のようです。個人的に刮目なのは、大喰らいジュエリー・ボニーですね。


ボニー

―何もかもあいつのせいだ…!!!
「すぐに探し出してやる!行くぞ!"新世界"へ!」

なんという意味深な台詞なのか。「あいつ」というのは一体誰なのでしょうか。真っ先に思い浮かべるのは黒ひげですが、「何もかも」という台詞が引っ掛かります。この言い方では、戦争自体が誰かの仕業とも取れます。さらに、すぐに探し出してやるという事は、政府の人間でもドフラミンゴでもなさそうです。謎です。

ボニーで気になる点といえば戦争中に、白ひげと海軍が黙約して、白ひげが仲間を売ったとシャボンディ諸島で中継を見ていた時、そこで中継が切れてしまいました。誰もが白ひげが仲間を売った、白ひげと海軍は黙約していると騒いでいる中、ルーキー達は至って冷静でした。

キッド「余興はここまでってことか…」
アプー「見せたくねぇもんがあるんだろ…、世間と海賊達に」
ベッジ「白ひげが仲間を売っただと?バカバカしい!」

と、白ひげが仲間を売るような男ではないと会った事もないだろうに、ルーキー達は微塵も信じず、海軍の罠であると見事に見破っていました。さすがは大物ルーキー達…。しかし、どういうわけかボニーだけは…。


ボニー

ぐすっ、うるせェ!放っとけ!

泣いてました。白ひげと海軍が黙約してたと聞いてショックだったのでしょうか。んなわけないですね。白ひげの傘下なのかとも思いましたが、ボニー海賊団の他の面子すらボニーが泣いている事に困惑しています。ボニーは個人的に白ひげと繋がりがあるのでしょうか、それともこの戦争の真意でも知っているのか。

何に対して泣いたのか。白ひげに対してか、エースに対してか…。果てしなく謎です。そして、 「―何もかもあいつのせいだ…!」という台詞。ボニーは何かを知っている。それが何かはまだ分かりませんが、今後も重要人物になっていきそうです。

582話「ルフィとエース」では、頂上戦争から2週間が経過しており、イワさんたち革命軍はどこかへ行ってしまったようです。って、いきなり2週間も経過しちゃったんですか…。モリアはどうなったのでしょうか…。


モリアは…

モリアさん放置プレイきました。前回の様子からして、生存確率は相当低そうですが、頂上決戦でジンベエにボコられてもいつの間にか戦線に復帰してたゴキブリのようなしぶとさに懸けたいところ。

センゴク元帥より上という事は、五老星か世界政府元帥しか考えられませんが、ドフラミンゴは本当に何を考え何を知っていて何をしたいのか謎すぎです。新時代の到来を予感していただけでなく、歴史の全てを知っているかのような口ぶりも興味深いところですよ。


ドフラの何でも知ってます的な

「海賊が悪!?海軍が正義!?そんなもんは、いくらでも塗り替えられて来た…!!
頂点に立つ者が善悪を塗り替える!!
「正義は勝つって?そりゃあそうだろ勝者だけが正義だ!」

こいつの発言は、空白の歴史を知っているのではないだろうかと思わされてしまいます。絶対にただの七武海の一角というレベルではないですよ。

しかし、2週間も経って半狂乱のルフィを見ると、胸が熱くなるな。さらに、ジンベエと話してようやくエースが死んだという事を受け入れて、「エースは…!死んだんだろ゛!?」と泣き叫ぶルフィに胸がさらに熱くなる。

そして、今回のキモは10年前の回想です。今までは少しだえ意味深に語られた、ルフィとエースの過去がいよいよ明らかになるのでしょうか。1話でルフィが赤髪海賊団と出会った後に、ガープにダダンに預けられる回想が始まったのです。ダダンが住む場所は、フーシャ村裏コルボ山の山道で大自然に囲まれていました。

ついにダダンが登場です。今まで名前だけは登場しており、ルフィが億越えの賞金首になればフーシャ村の村長は「ダダンはこれを知っとるのか…」と意味深に語り、ガープにエースを育てさせられたり、足だけ回想で出てきたりしました。エースの死に際にもダダンは語られ、重要人物である事は明白です。いよいよ、謎に包まれたダダンが登場。


カーリー・ダダン

…何だこのババア!?

色々とひでぇな、おい。どうやら、何か犯罪をしでかしたようでガープが目を瞑っている事が弱みとなっている様子。ダダン一家棟梁という事で山賊のようです。エースとルフィの仮親です。ガープが以前に言っていた「最終的には友人に託しエースと共に修行させたが」というのは、ダダンだったうようです。ガープとダダンのやり取りを見ると、とても友人の会話には見えませんが。

ダダンにばかり注目が集まってしまいますが、個人的には部下の一人のチビが凄まじく引っ掛かります。刀を鞘に納めずに背負ってて危なくないかという以上に気になります。



チビの持っている本です。表紙に書かれている文字が上手く見えませんが、古代文字に見えなくもない。残念な事に小さい上にジャンプの印刷が悪いので何とも言えませんが…。で、気になるのは本の背文字の謎のマーク。何かに似ている…。


ハートの海賊団シンボル / ローの腕にある入れ墨

ロー率いるハートの海賊団のシンボルマーク。さらにローの腕に入れられている入れ墨。ドクロ抜きに、それを囲う太陽というか、地図記号の工場とか発電所に使われるようなマークが似ているな、と。何かあるのでしょうか。

そういえば、アプーはローがルフィを助けた事を何かあると睨んでいるようで、「やがて敵となる男をだ!助けると思うか?本当に…」と勘繰っているのも気になる点です。アプーは頂上決戦で中継が切れた時も海軍側の狙いを見事に言い当てるなど、髪型と同じぐらいただ者ではありません。何より、今回のローは怪しすぎます。


ロー

ルフィの麦わら帽子をジーっと見つめながら「………」って、何かルフィの麦わら帽子にあるのでしょうか。非常に気になる点です。

まあ何にしても、ついにルフィとエースの過去が明らかになると思うと胸が熱くなるな。特に気になる点は以下の4点です。

・ルフィとエースがした約束
エースが息を引き取る時に、ルフィは「…エース死ぬのか?…い…約束したじゃねェかよ!」と叫んでいました。「い…」というのは「いっしょ」とかその辺りでしょうか。さらに続けて「お前絶対死なねェって言ったじゃねェかよォ!」と。ルフィに対してエースは死なないと約束を交わしていたようです。そして、エースの死後にルフィは断片的にその時を思い出しました。


約束

約束だ!おれは絶対に死なねェ!お前みたいな弱虫の弟を残して死ねるか!

死なないと約束したエース。果たして2人の間に何があったのか気になるところです。

・サボの件
エースはロジャーの息子である事を気にしており、幼少の頃は相当ひねくれて、生きる望みもなかった事が伺えます。死に際にルフィに懐かしむように語った一件が忘れられません。


サボの件

「…サボの件と…お前みてェな世話のやける弟がいなきゃ、おれは…生きようとも…思わなかった…」

うーん、謎です。サボの件はエースに生きる気力を与えた重大な出来事のようですが、果たしてどのような一件だったのでしょうか。この回想で明らかになって欲しいものです。

・もう一つの兄弟の盃
ルフィとエースは実の兄弟ではなく、兄弟の盃を交わした事は数コマの回想で明らかになりました。これはメールで教えて頂いた事なのですが、盃はルフィとエース以外にもう一つ。3つの盃があったのです。


盃3つ

これはルフィとエースの他に、もう一人義兄弟がいるということでしょうか。何にしても意味深です。

・悔いのないように生きる
エースが処刑台に上がる時に3コマだけ回想された過去の話。処刑台に上がる時に思いだすという事は何を意味しているのか…。


悔いのないように

エース「いいかルフィ。おれ達は絶対に、くいのない様に生きるんだ!」
ルフィ「うん!」
エース「いつか必ず海へ出て!思いのままに生きよう!誰よりも自由に!!

エースの台詞が意味深すぎました。ルフィは体育座りしながら、エースは仁王立ちして海を眺めています。この言い方だと、誰か悔いのある生き方をした人がいるみたいです。2人が海へ出る事を決心する出来ごとだったようです。

以上の4つが最も気になるところか。

また、頂上決戦中に何度もルフィやエースが数コマ過去の回想を思い出していますが、ポイントはルフィの服装。エースは一貫して思いだされる回想全部、黒ズボンと裸の大将のようにランニングシャツ常に同じ格好でこれしか服持ってねーのかよという感じですが、ルフィは回想によって格好が違います。シャツが違ったり、麦わら帽子をかぶっていなかったり…。別々の日に起こった出来事なのです。後はエースの顔の傷具合も違いますね。つまり、ルフィとエースの回想は長くなりそうです。

頂上決戦で出た疑問が、この回想で解けると思うと胸が熱くなるんな。ルフィとエースの関係がいよいよ明らかになろうとしています。で、582話のキモといえば、ハンコックなのは言うまでもありません。


ハンコック

ハンコックの美しさを見ると、胸が熱くなるんだ…




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