悪質商法の事例 |
作成日 10/04/16 更新日 10/05/05 |
悪質競馬情報の事例 231 |
板倉行政法務事務所
東京都中央区銀座3丁目12-12 福原ビル4F
〒104-0061 TEL 03-3544-0723 FAX -0724
代表 行政書士 板倉直壽 |
悪質業者に欺されて、困ったと思ったら、とにかく誰かに 相 談 しましょう。
〜悪いのは欺した人間です。あなたは悪くありません〜 安心し、冷静になれ、勇気が出ます。
名前が検索できない会社であっても、競馬情報料が数万円でも詐欺の可能性大。何十万円、ましてや
何百万円なら間違いなく詐欺です。
VICTORY TICKET
競馬生活=(株)グローバルリサーチ 内田哲 |
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多くの方に、詐欺の手口を紹介し、自分もだまされているということに気づいて頂くために、事例を公表しています。 |
第1 契約(情報料等の入金)の年月日、金額・内容、前後の事情、的中結果等
1.平成21年11月7日、情報料1万円の支払い(契約)
A氏は、平成21年10月に届いたメールに興味を惹かれ、クリックしてみると競馬生活=(株)グローバルリサーチのウェブサイトに繋がり、そこに書かれた、素晴しい的中実績に驚き、10月31日に登録しました。
すると、『A様はAグループ会員です』とのメールが届き、それからはメールの嵐でした。1通目は、『初回のみ各コースに情報料返還保障!・・・想定回収額が20万円オーバーと60万円オーバー』、2通目は『本日の配当結果、回収額7,425,200円、15鞍的中、9鞍不的中』とあり、その回収額と的中率に驚きました。また、『競馬=ギャンブル、この考え方は既に時代遅れ』に始まる、競馬と株、先物取引等を比較した競馬の本質に迫る、もっともらしい、長い説明がありました。
11月7日、『初回に限り、情報料の全額返金』『想定回収額20万円オーバー』の文句に引かれ、ビギナーズコースの情報1万円分を、クレジットカードで購入しました。すると『携帯番号の送信がないと参加が完了致しません』とメールが来たので、携帯がないA氏は自宅の電話番号を書き送りました。
その後、メールが来て、『本日希望回収額350万円。本日の的中実績、現在6鞍中…4鞍的中!現在回収想定額1,528,600円』などとあったので、サイトのビギナーコースに入ってみたものの、買い目が見つからず、競馬生活=(株)グローバルリサーチに電話をすると、福島10レースと京都9レースの買い目を、口頭で教えられました。
結果/11月8日(日)、2レース6点のうち1点的中。
馬券代 2レース×3点×1千円=6千円
配当 1千円×3.6=3,600円、利益なし
2.平成21年11月12日、情報料31万円の振込(契約)
11月8日のメールには、『本日回収額7,562,200円。12鞍的中、11鞍不的中』とあり、回収額の多さに驚きました。
11月9日、競馬生活=(株)グローバルリサーチの川上から電話があり、「今回20万円の回収額に至らなかったので、情報料の全額返還保障としてサイト内に1万円のポイントが加算されます」と言われたので、現金で返金されると思っていたA氏は、騙された気分でした。また、「これからは私(川上)がサポートして行く。先ず軍資金を調達していただく。丁度、11月22日にデキレースがある。この不況下で馬主の救済や、引退後に種馬として高い買値が付くことを目的に仕込まれたレースで、絶対に当たる」「今まで外したことはない」と断言し、「走る前に馬に大量の水を飲ませたり、薬物を馬に打ったりする」等と、如何にも仕込みレースが裏で行われているかのような話を聞かされて、本当にあるのかも知れないと思えてきました。
情報料は、「11月20日の分は、回収額120万円で、情報料はその1割。1万円頂いているので11万円になる。馬券購入金額は3万円まで」「11月21日の分は、回収額が330万円なので、1万円引いて31万円になる。また馬券購入金額は2万円まで」「ただし、どうせ参加するなら日曜日の方がいい」と言われ、ついでに回収後の税金の心配までしてくれ、もう間違いなく万馬券が当たるという感じでした。一方で、「万が一、当たらなかったら現金で全額返金します」というので、その言葉と、誠実そうな応対を信用して、22日のレースに参加することにしました。すると、このレースの説明に入り、「他言無用。詳しいレース内容の詳細は15日に情報元と打ち合わせするので、現時点では不明。情報料は13日午前中までに振込み、振込後、電話連絡して下さい」とのことでした。
話をすっかり信用したA氏は、11月12日、15時ごろ競馬生活=(株)グローバルリサーチの口座(イーバンク銀行サンバ支店、普通7037675 カ)グローバルリサーチ)に31万円を振込み、川上に連絡すると、イーバンク口座間での振込は、残高に即時に反映されるはずなのに、「3時を過ぎたので、明日にならないと確認できない」と言われ、いやな予感がし、直ぐにインターネットで調べると、競馬生活=(株)グローバルリサーチの名前と詐欺の事例を見つけ、殆んど同じ内容に、ショックで倒れるかと思いました。
そこで、11月13日、川上に、「今回の件は情報をまだ貰っていない。お金を返して欲しい」と話すと、情報元とは15日に打ち合わせをするといいながら、「お金は既に午前中に情報元に渡してしまったので返せない」と言われ、それでも返金を求めると、上司の秋山から、「とにかく22日の提供レースが終わらないことには答えられない」「現金では返せない。ポイントでの返還という話だった」と、川上の、現金で返すと言った約束を平気で反故にしたり、いろいろ言い訳をならべるばかりでした。その後も、数日間かけ、数時間にわたり、返金を求めましたが、返金には応じませんでした。
こうして、A氏は、とうとう騙されたと確信しました。 |
A氏は競馬生活=(株)グローバルリサーチから届くメールや、担当者の巧みな話をつい信用してしまいましたが、「馬主の救済や、引退後に種馬として高い買値が付くことを目的に仕込まれたレース」「絶対に当たるレース」「今まで外したことはないレース」などというものがあるはずがなく、そのようなあり得ないことをあると断言し、まことしやかに話をしたこと自体、A氏を欺く行為に他なりません。そして、本来はあり得ないことでも、人を欺すことに慣れた競馬生活=(株)グローバルリサーチの社員が言葉巧みに、熱心に、くり返し語ることで、「もしかしたらあるのかもしれない」、そして、「きっとあるのだろう」と信じこまされてしまうのは、少なからず、人間にありがちな共通の心理ですから、欺く行為と、信じたという結果には相当因果関係がみられます。
このように、何から何まで用意周到に準備して作られた、必ず利益がでる、必ず当たるかのような荒唐無稽な作り話を、川上を初め競馬生活=(株)グローバルリサーチの社員が連携して、言葉巧みに語り、A氏をして信じ込ませ、多額の金員を支払わせた行為は、まさに組織的な詐欺行為です。 |
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内田哲関連会社です。 |
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