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【県内】口蹄疫対策・農水相と東国原知事が意見交換
2010年05月10日
家畜の伝染病・口蹄疫が広がっています。
県内での口蹄疫の発生は、50件を超えました。
この問題を受け、赤松農林水産大臣が宮崎入りし、東国原知事などと意見を交わしました。
赤松大臣は、午前11時過ぎから、県庁で東国原知事や県議会の中村議長と意見を交換しました。
この中で、知事は、獣医師など必要人員の確保や牛や豚を埋めるための国有地の提供、それに発生農家に対し、経済的損失の全額補償など6つの項目を要望しました。
赤松大臣は、獣医師を現在の約50人から100人に増員することや、処分に伴う交付金を国が全額負担できるように調整することを明きらかにしました。
また、赤松大臣は、国有地の提供について、「具体的な要望の場所があれば、できるだけ対応する」と述べました。
このほか、東国原知事は、種牛の改良を行っている高鍋町の家畜改良事業団について、制限区域外への移動を要望するとともに感染経路と感染源の早期解明を訴えました。
口蹄疫への感染や疑いにより処分の対象となっている牛や豚は、県内56の農場で、6万4354頭となっています。
特に、川南町の農場で被害が拡大し、町内では、乳用牛の28.6%、肉用牛の34.7%、豚の41.9%が処分される事態となっています。
【県内】口蹄疫問題・農業団体が農水相に実情訴える
2010年05月10日
口蹄疫問題で赤松大臣は農業団体とも意見交換し、出席者から、農家の実状を訴える声が相次ぎました。
意見交換会には、県酪農協議会や養豚生産者協議会などから代表4人が出席しました。
4人は、「今は、何よりも感染拡大を食いとめたい」と述べ、口蹄疫で苦しむ農家の現状を訴えました。
また、「発生農家1件につき、行政側の責任者を1人決めて何でも相談できるような体制にして欲しい」など、具体的な要望が出されました。
この後、赤松大臣は、口蹄疫の発生が集中している川南町の町長などと意見を交わしました。
この中で川南町の内野宮町長は「口蹄疫問題では農家の生活の再建を基本としている。
被害額の査定を待っていたのでは農家はとても生活できない。
農家への早急な生活支援を行ってほしい」と要望しました。
また、赤松大臣には、今月8日現在の試算で経済損失が約110億円にのぼることが報告されました。
【県内】口蹄疫・埋却地選定が農家の負担に
2010年05月10日
一方、口蹄疫の被害が最も多い川南町では、処分された牛や豚を埋める土地の選定に苦労しています。
農家への負担も問題となっています。
口蹄疫の発生農場では畜舎の消毒とあわせて家畜の埋却処理に自衛隊も出動しています。
しかし、川南町では、牛や豚を処分した後、埋める場所が見つからず作業が難航しています。
埋める場所は、法律で農家自ら探すことになっているほか周囲の同意も必要なことから発生農家にとっては、二重・三重の負担になっています。
県によりますと、処分の対象となっているおよそ6万4000頭のうち処分が終了しているのは約2万8000頭で、半分にも満たない状況です。
【県内】口蹄疫・感染経路や感染源は現段階では不明
2010年05月10日
口蹄疫の感染経路や感染源について赤松大臣は「明確に究明できていない」と述べました。
感染経路について、国の牛豚等疾病小委員会は、「風による広範囲なウイルスの拡散は考えにくい」との見方を示していますが、赤松大臣は、現時点で明確な究明はできていないと述べました。
赤松大臣は、制限区域内で封じ込めることが重要と話し、消毒態勢など市町村・県・国の一体的な連携を強調しました。
【県内】九州の元気企業・宮崎「サニーシーリング」
2010年05月10日
シリーズでお伝えする「九州・山口の元気企業」、1回目のきょうは宮崎からです。
世界レベルの製造技術でわずか四半世紀のうちに急成長を遂げたシール・ラベルの製造会社に注目しました。
霧島連山の麓、宮崎県の南西部に位置する、都城市志比田町。
街を一望できる高台に「サニーシーリング」の本社工場があります。
「サニーシーリング」は1982年に創業、もともとは、従業員4人からスタートしたシール・ラベルの製造販売を手掛ける小さな工場でした。
それがわずか四半世紀の間に従業員110人、年商25億円の企業へと急成長を遂げました。
操業から3年、一般のシール・ラベルの製造技術を応用して工業用製品のラベル作りへと事業転換したのが会社拡大のきっかけでした。
工業用製品のラベルといっても種類は様々です。
一見すると普通のラベルと変わりませんがダンボールなどに貼ってもきれいに剥がすことができ何度でも使用することが出来るものもあります。
また、「マイクロ文字ラベル」と呼ばれるラベルは拡大すると小さな文字がずらりと並んでいて偽造防止に一役買っています。
「サニーシーリング」は特殊なラベルを製造する高い技術が評価され世界ラベルコンテストでも4回金賞に輝いてます。
人材育成にも力を入れ蓄積されたノウハウを注ぎ込み、毎年売り上げを拡大していきました。
10年前にはこの工業用ラベルの技術を応用し、携帯電話や電子機器類の液晶部分に使用される光学フィルムの製造もスタートさせました。
今では、本来のシール・ラベル部門を追い越すまでの売り上げとなっています。
常に将来を見据えた、新たなチャレンジが会社を大きくしています。
「高性能の設備」と「独自の開発技術」。
小さな工場からスタートした「サニーシーリング」は、今や取引先のほとんどが日本を代表する大手電気メーカーであり、その名は全国にとどろいています。
【県内】サッカーW杯・興梠選手代表入りならず
2010年05月10日
来月開幕するサッカーのワールドカップの日本代表がきょう発表されました。
期待された、宮崎出身の興梠慎三選手は、代表に選ばれませんでした。
午後2時、東京で、日本代表「サムライブルー」を率いる岡田監督が、メンバー23人を発表しました。
宮崎出身選手として、初めてワールドカップのピッチに立てるか期待された興梠選手でしたが、岡田監督の口から「興梠」の言葉は出ませんでした。
今回の代表入りは逃しましたが、鹿島アントラーズの主力として活躍に注目です。
【県内】パンパシフィック大会・松田選手が出場報告
2010年05月10日
延岡市出身で競泳の松田丈志選手が延岡市役所を訪れ、8月のパンパシフィック大会への出場を報告しました。
松田丈志選手は、久世由美子コーチとともに、延岡市の首藤市長を表敬訪問しました。
松田選手は、「日本選手権が終わり、本格的な練習に入りました」と、パンパシフィック大会への意気込みを語り、首藤市長の激励を受けました。
松田選手は、今月下旬まで延岡市を中心に練習を重ね、その後、代表合宿に合流します。
【県内】JFL ホンダロックvs栃木ウーヴァFC
2010年05月10日
サッカーJFL日本フットボールリーグです。
ホンダロックがホームで栃木ウーヴァFCと対戦しました。
試合前には、「ホンダロックの選手とサッカーをしよう」と、地元の幼稚園児を対象にサッカー教室が行われました。
小さなサポーターたちも、ホンダロックの応援です。
ホンダロックは、現在勝ち点8で15位、目標の10位以内を達成するためには、負けられない一戦です。
対戦相手は、栃木ウーヴァFC、ホンダロックは、地元での勝利を目指し、前半から積極的に攻めます。
前半13分、フリーキックのチャンス!しかし、栃木の固い守りの前に得点できません。
先制したのは、栃木でした。
前半19分、ゴール前でホンダロックのミスをつきました。
前半は1対0、栃木リードで終了します。
ホンダロックは、後半開始早々、右サイドを突いて竹井がゴール前へ。
さらに、後半36分、ディフェンスの裏に絶妙のパスを出しますが、ゴールを割ることはできません。
後半38分、今度はコーナーキックのチャンス、相手のオウンゴールで、ようやく同点に追いつきます。
このまま引き分けかと思われたロスタイム、ホンダロックは、クリアミスから勝ち越し点を許してしまいます。
このまま試合は終了!ホンダロックにとっては、ホームゲームでの痛い黒星となりました。
【県内】新たな不正流用判明!宮崎市議の政務調査費
2010年05月10日
宮崎市議会で発覚した、政務調査費の不正流用問題です。
宮崎市議会の特別委員会で新たな不正流用が明らかになりました。
宮崎市議会の政務調査費問題では、2005年と2006年に県外視察と偽って、市政同志会の元市議など3人の約120万円の不正流用が発覚しています。
きょうの委員会では、更に市政同志会の2人の議員の県外への虚偽視察が明きらかになり、約30万円が会派に支払われていたことが分かりました。
これに対し市政同志会は、合わせて約150万円を市に返還するとの、収支報告書の訂正を申し出ました。
これに対して、委員会では、政務調査費がどのように使われていたか実態を知るため、市政同志会の会計通帳を、次の委員会までに提出することを求めました。
【県内】アカウミガメ産卵
2010年05月10日
きょう、日南市の海岸で、アカウミガメが産卵しているのが見つかりました。
卵は、市営のふ化場に移されました。
アカウミガメの産卵は、けさ日南市平山の海岸の砂浜で、保護監視員の桑田守さんが確認しました。
桑田さんは、卵を動物などから守るため、卵を掘り起こし、市営のふ化場に移しました。
卵は、水に濡れるとふ化しないことが分かったため、雨に濡れないよう傘をさしての慎重な作業です。
きょう見つかった卵の数は87個で、70日から75日でふ化する予定です。
日南市では、去年は8月までにアカウミガメ79頭が上陸、68頭が産卵しています。