宮崎県で牛や豚への口蹄疫(こうていえき)の感染が拡大している問題で、このウイルスが韓国や香港で発生しているものと型が近いことが明らかになりました。

 農水省とイギリスの家畜衛生研究所は、今回、宮崎で発生した口蹄疫ウイルスについて、今年、香港や韓国で感染が確認された型に極めて近いという分析結果を発表しました。ただ、感染経路は依然、分かっていません。先月に1例目が見つかった口蹄疫は、これまでに35の地域で感染の疑いのある牛と豚が確認されました。処分される頭数は約4万5000頭にまで拡大しています。農水省では、感染のエリアは広がっていないものの、宮崎県川南町内で感染が広がっていることから、関係者への注意と消毒の徹底を呼びかけています。

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