農相“口てい疫の対応強化”
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農相“口てい疫の対応強化”

5月10日 14時43分

赤松農林水産大臣は、10日、宮崎県を訪問して東国原知事と会談し、宮崎県内で家畜の伝染病、口てい疫の影響が広がっていることについて、国などが現地に派遣する獣医師や職員の数をさらに増やして対応を強化する考えを示しました。

宮崎県内では、先月20日以降、口てい疫に感染、または感染の疑いがある牛や豚が相次いで見つかり、処分の対象となった牛や豚は9日までに6万4000頭余りに上っています。この対応をめぐって、赤松農林水産大臣は10日に宮崎県を訪れ、県庁で東国原知事と会談しました。この中で、東国原知事は「今回の口てい疫は、10年前の発生のときとは違うレベルになっている」と述べ、対応する要員の確保に加えて、畜産農家や食品加工の関連産業も含めた経済的な支援などを要請しました。これに対して、赤松農林水産大臣は「国と県が一体となって難局を乗り切らなければならない」と述べ、国やほかの県などから現地に派遣する獣医師を現在の2倍の100人程度に増やすとともに、国が派遣する職員についても現在の10人から100人程度まで増やし、対応を強化する考えを示しました。