さぁ半分あきらめかけていたBark River North Star B&G無事到着しました!
コノヤロウ、無茶しやがってwww。
今回はLil' Canadian用にKSFのオリジナルシース・モダンクラシックシース(黒)も同時発注してみました。これは後ほど…。
箱から取り出してみますれば
シースはB&Gですが通常のブラウンレザーシース、今日届いたばかりなので全くの「素」状態です。
裏にはSharp Shooter Sheath Systemsのブッシュクラフトシースシリーズと同規格のベルトループが配されており、オプションのエクステンダーの装着も可能になってます。
画像ではちょっと革がペラい感じに見えますが、厚さは3mm弱はあるのでそれほどビンボっちくは無いですね。むしろGunnyランドールシースの方が…w。
ナイフ本体はと言いますと
Mini North Starというくらいですから基本的なカタチはNorth Starに準拠してます。
ハンドルエンドタングが突き出た方のソングホールが無いのと、North Starには無い人差し指の掛かる部分にセレが刻まれてます。
実測スペックも書いておきましょう
全長:182mm ブレード長:88mm 刃厚:3mm
サンドヴィック12C27ブレード(58RC) ブラックG10+イエローライナーハンドル+ブラスピン
ブラウンレザーシース
全長自体はLil' Canadianよりも若干長めですが、全体的な印象はかなり華奢なナイフです。
実際に手に取るとこんな感じ。
で、何が華奢な印象を与えているのかといいます、こちら↓
ハンドル、薄っ!w。
タングの厚みが3mmですから、いかにハンドルが薄いかわかるかと思います。
最も厚みがあるハンドルエンドで13mm、最も薄い部分では10mmしか厚みがありません。
もっともこれはB&Gですから通常版とは微妙に異なるとは思います、でもそれでもBark Riverの数あるモデルの中では異色ですね。
というわけで全長が似通っているLil' Canadianと比較してみました。
手軽に使えるサイズでどちらもオヌヌメw。
だが、しかし!細部の違いで2本の性格の違いが…w。
全く持って別物www。
Lil' Canadianはハンドルに特徴的なフィンガーグルーブがありますから合わない人にはとことん合わないかもしれない…。
私はその辺をB&Gでカバーしてます、というかベストサイズなんで問題ないです。
Mini North Starはハンドル長が若干短めで自分でもちょっと長さが足りない感じですが、ある意味ハンドルが手にスッポリ収まるとも言えるのかもしれないです。
厚みも指に余裕を持って握れますから特にガードやフィンガーグルーブはありませんが安全性はそれほど低くないかと。
ブレードも似たように見えますが好みが分かれそうですよ?
ドロップポイント?のLil' CanadianとスピアーポイントのMini North Star。
刃厚もLil' Canadianが4mmに対して、Mini North Starが3mm。
たった1mmの差ですが意外と違ったりしませんか、使用感とか?
ブレードの使用鋼材も全く違いますしね。
CPM 3Vと12C27、炭素鋼とステンレス。そういう意味でも似たように見えて全然違う2本だと思います。
どっちが好きか?と聞かれたら…。
今のところLil' Canadianですね~、最近の山で飯シリーズでいつも持って行っててその使いやすさは今のところMy Best Knifew。
ただ気軽に使う事を思うとMini North Starの軽さ・薄さもなかなか良さげです。チョイ使いナイフ的なw。
ステンですから錆びの心配も炭素鋼よりかは気楽ですし…。たとえコンベックスでベベル全面を研ぐとしても、です。
でもまぁ、とどのつまりその時の気分かなぁwww。
さぁ次はMiniがあるんだからレギュラーサイズもある、ってなもんでNorth Starとも軽く比べてみました。
Miniという割にはそれほど劇的なダウンサイジングではありませんがここでもやはりハンドルの厚みが…w。
North Starがレギュラーハンドルのカーボンですから余計に薄く見えますね、Mini North Star。
刃厚はNorth StarがLil' Canadian同様の4mmですからこちらも順当にサイズダウン。
ブッシュクラフトのエントリーモデルが、アラ不思議使い勝手の良い小間使いナイフにw。
小間使いナイフと言いますとMikro CanadianやLittle Creekなどを思い浮かべますが、どちらかと言うとあの辺はPSK的な位置づけなんじゃないかと最近思ってます。
小間使いとは言え、汎用性を求めるならある程度のサイズも必要ですしね。
さてこのMini North Star、使用鋼材がサンドヴィック12C27。
かつて同じくBark RiverのSand Stormを買い求めたところ、これもまた使用鋼材が12C27でした。
私は購入したナイフは必ずといっていいほど箱出しエッジで試す事があります。
それは鹿の角削りw。
Sand Stormは角を削ったところエッジが見事にめくれ・欠け、それ以来そのまんまお蔵入り。同時に私の中で12C27はヤワな安物と位置づけられました。
だってショボイ中華ナイフとかことごとく12C27とかだし…ダルコのバードシリーズとか^^;
まぁ研ぎ易いとも言えるんでしょうが…それでもあまりいいイメージは無いことは確かです。
となるとやってみねばなりますまい!
あの日のSand Stormの仇が取れるのか、Mini North Star!?
ちなみにBark RiverのA2・CPM154・CPM3Vどれも全て鹿の角を削っても致命的なめくれや欠けは起きませんでしたね。モデルごとの硬度にも拠る部分はあると思いますが…。
まずは薄く薄く削ぐようにエッジを食い込ませると…おお!なんともないぞ!
Sand Stormはこの時点でめくれましたw。
つぎにちょっとエッジを立て気味に負荷が掛かるようにガリッと…
アッー!?w。
めくれちゃった…orz
う~ん、あの頃よりかはちっとはマシなんだろうけどやはり12C27だったか(´Д⊂
まぁ小間使い的なポジションで使うナイフだから別にいいけど^^^^^^^^^^^
むしろ、オレの山遊びでいつ鹿の角を削る機会があるのか?とw。
仕方が無いのでさっさとシャープニングボード改を出してきて…。
ヤワさはあるものの、裏を返せば研ぎ易いとも言える。ナイフというのは面白いものですw。
早速#600→#800で研いで見ますと、たしかに研ぎ易い。
すぐに良い感じのエッジが付いてくれます。
で、軽く研いで修正したのがコチラ↓
まだ微細な欠けはありますが実使用には特に問題ないでしょう。使えばまた研ぐし、直に無くなってしまう程度のモノですので(゚ε゚)キニシナイ!!
薄さと錆びにくさを思えば調理なんかにもいいかもしれないですねぇ、このナイフ。
今回のMini North Starのお座敷ナイフは以上です。
まとめ的なモノとしては、絶妙なサイズ・軽さ・薄さ・メンテナンスの簡便さを思うとEDC的な小間使いナイフですね(もっともブレードフォーラムとのコラボレーションのコンセプトがズバリEDCだったはずなので当然っちゃあ当然w)
あとあんま居ないとは思いますが、女性などにも使い易いんじゃないかな、と。
値段も同程度のサイズであるLil' Canadianに比べれば割安ですし、海外通販に抵抗が無いなら日常や山での小間使いで使い倒すナイフとして1本いかがでしょうか?
一応、Bark Riverの社長マイク・スチュワート・Sharp Shooter Sheath Systemsの社長レイド、そしてブレードフォーラムのトリプルコラボレーションという実はすごい肩書きも持ってます、Mini North Star。
あとはこれを山遊びで試して実使用感を試してみないと…、週末はちょっと山方面に出かけるつもりなのでその時にでも画像撮りつつ「悪さ」してみますw。
最後にちょっとオマケです。
実はLil' Canadianの付属シースをひとつダメにしてしまいました(´Д⊂
よりにもよってB&G付属のブラックレザーシース…orz
軽くウェットフォームしてホットワックスしようと思ったら乾燥具合が足りずにドライヤーで炙ってとんでもないことに…。
みなさん、ウェットフォームしたレザーシースはきちんと乾燥させてからホットワックスしましょう!
でないと革が縮んでブッシュクラフトシースCタイプのはずが歪なDタイプのようになってしまいますっ!ヽ(`Д´)ノ
そこで今はもう使ってないWoodland付属の旧型シースをあてがっていましたが、どうもこのシースはデザートアイアンウッドハンドルに合う…色味的に。
こうなったらヤケとMini North Star発注の際にKSFオリジナルのモダンクラシックシースも同時に発注してみました。
で、届いたのがコチラ↓
もちろんデザートアイアンウッドハンドルのブッシュクラフトシースもあるんですが、なんちゅーかこうナイフ1本だけを納める単純なシースが欲しくてw。FireSteelホルダーとかあんま必要ないし…ジッポ、カッタカラ(ボソ
実物を見ての感想は「超気に入った!wwww」
何がいいって革が厚いこと、その厚み約4.5mm!ヽ(´ー`)ノ
これだよ!どうしてGunnyランドースシースもこんな革使わなかったんだよ、KSF!
全体的な印象はシンプルにしたGunnyのデフォルトシース、剛性はかなり高く新品状態でLil' Canadianを挿す時に結構苦労しましたw。
ベルトループはBark Riverのエクステンダーとの互換性はありませんが、素の状態で腰に吊ってもハンドルエンドがベルトの高さに来るのでますます私好み(*´Д`*)
幅も広くて安定感あります。
これはサイズがスモールでLil' CanadianやMini North Star、あとはHighland Specialなどに適合するみたい。
これのさらに大きいモデルでラージもあります、こちらはAuroraやCanadian Special向け。
さらに似たような小型シースでクロービスポーチってのもありますが、こちらはBark Riverの純正ライン。Bumble Beeのデフォルトシースになってますね。
ですんでこのモダンクラシックほどの剛性は無いし、革もここまで厚くないです。
週末はこちらのシースの使用感なども試してきますんでMini North Starと一緒に記事にしたいと思ってます。
ああ、久しぶりにナイフの記事書けたら嬉しくてこんなに長くなってしまいましたw。
本当にオレってナイフバカ(´・ω・`)
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