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働き盛りの近視怖い パソコンなど悪影響 深刻な視力障害注意 (3/3ページ)

2010.5.10 07:48
このニュースのトピックス病気・医療
視野検査。視力検査だけでは分からない病気を早期に見つけることが大切だ=東京都文京区の東京医科歯科大学(草下健夫撮影)視野検査。視力検査だけでは分からない病気を早期に見つけることが大切だ=東京都文京区の東京医科歯科大学(草下健夫撮影)

 (4)近視性視神経障害。眼軸長が延び、視神経が引き伸ばされて変形して早期から中心付近の視野がなくなる。ある程度進むと止めるのは難しい。

 思い当たる症状があったら眼科専門医を受診し、視力だけでなく屈折度、眼軸長、眼底などを調べ、必要に応じて精密検査をすることが大切。大野准教授は「両目で生活していると、片目の視力が悪くなっても気付きにくい。新聞やカレンダーなどを利用し、定期的に自分で片目ずつの見え方をチェックしては」とアドバイスしている。

                   ◇

将来、さらに増加の見込み

 昨年度の文部科学省学校保健統計によると、疾病・異常別で裸眼視力1・0未満の子供の割合は、幼稚園〜高校の各学校段階を通じ、虫歯に次いで高い。裸眼視力0・3未満(ほとんどが近視とみられる)の割合は、幼稚園0・6%、小学校7・3%、中学校22・0%、高校27・7%だった。小学生は昭和50年の2・7%から、30年余りで3倍に増加。大野准教授は「子供の近視の増加傾向から、将来、強度近視がさらに増加すると見込まれる」と指摘している。

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視野検査。視力検査だけでは分からない病気を早期に見つけることが大切だ=東京都文京区の東京医科歯科大学(草下健夫撮影)
近視性網膜脈絡膜萎縮の例。20年間で眼底全体が真っ白になり、矯正視力は0.5(左)から0.1に悪化した(大野准教授提供)

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