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HOME > 学生生活・国際交流 > 北仲スクール「台湾レポート」で黄金町の取り組みを発表した鈴木ゼミの田辺さん

北仲スクール「台湾レポート」で黄金町の取り組みを発表した鈴木ゼミの田辺さん

2010年2月26日より3月5日まで行われた北仲スクールの連続講座「アートとコミュニティvol.1台湾レポート」では、企画にあたった鈴木伸治准教授のゼミの学生が、企画・運営等に関わり、台湾のアーティストと交流も行いました。台湾のアーティストは、学生と一緒に黄金町をリサーチし、作品制作のアイデアを練りました。

最後の発表会で、学生の代表として発表を行った国際総合科学部ヨコハマ起業戦略コース2年の田辺紀博さんにお話を聞きました。(2010.3.15)

台湾の剥皮寮に行き、アートでまちづくりを行う違った手法を見聞

今回、台湾レポート開催にあたり、事前にゼミ生の有志3名(2年2人・3年1人)で台湾の剥皮寮に行きました。剥皮寮に行った時は事前の知識が全くない状況でした。

その中で感じたのは、黄金町とアートでまちづくりを行っているという点では似ているのですが、それ以外の部分であるまちづくりの手法は異なっていたことです。

例えば、黄金町ではアート施設がまちなかに点在しているのに対し、剥皮寮においては一本の通りをアートの通りに変えアート施設を集積させていると感じました。印象としては、アートのアミューズメントパークみたいだなと感じました。

実際に自分が台湾に行き現地を見た上で、台湾から来ていただいてシンポジウムを行うという貴重な経験をしたので、最後にまとめる機会が欲しい、黄金町での活動を外部の人に向けて学生の活動を紹介したい、台湾の人たちに学生がまちづくりに関っているということを認知してもらいたい、このような流れで、成果発表をしようということになり、今回のプレゼンテーションを行う運びとなりました。
(右の写真は、発表のようす)

黄金町では地域の住民・NPO・アーティストと学生が協働して企画・運営しています

自分が黄金町のまちで活動し始めて1年弱。前期は先輩の行っている企画の手伝いをしていましたが、後期に入ってからは自分たちが主体的に企画を行う立場になり、婦人部の方々ともちつきイベントを行ったり、毎週日曜日学生がKogane-X.labに常駐し地域に溶け込むための企画を行ったりしています。

地域にいる人々(住民・NPO・アーティスト)を知り、協働しながら企画・運営を行っていくことで、これから先、学生が活動していく土壌をつくることを考えながら活動してきました。

そんな慣れ親しんできたはずの黄金町ですが、今回のまちあるきでは、ほとんど手の加えられていない状態の建物をはじめて見ることとなりました。売春の行われていた建物でも、学生は完全にリフォームが完了した後で活動を行っていたからです。しかし、自分の目で見ることで、写真や伝聞ではわからないような地域の歴史や過去というものが垣間見えました。(写真は、台湾アーティストとのまちあるきのようす)

やはり、まちづくりを行っていく上で「地域を知る」ということが非常に大切なことで、これからは、そのような地域特性を踏まえたまちづくりができるのではと感じています。

台湾の人たちがくることによって、黄金町のまちを客観的にみることができました

3日間のシンポジウムを通して、専門家の中でまちづくりに学ぶことができ、自分たちが今まで行ってきた活動を体系的にまとめることができたのかなと感じています。
活動を行っていても、自分たちが主体で行っているので、まちづくりの手法として客観的にみて正しいのか分からない部分があります。
その中でアーティストの人と地域の人を繋げるためにイベントを行ってきたことや、地元学生会議といった住民と地域の対話を行うことの重要性を再認識することができました。

鈴木ゼミの他のメンバーも、今回のような大きなイベントを無事終えることができ、私たち学生にもこの町を盛り上げるような影響力持っているのだと実感することができました。
これからも影響を与え続ければと思っているようです。
(右の写真は、シンポジウム終了後のパーティのようす。ゼミの学生も多数参加した。)

「そと者」にあたる人たちを地域に根づかせる活動を行っていきたい

これまで、自分たちが築いてきた地域の人たちとの繋がりを生かし、アーティストの人々はじめいわゆる「そと者」にあたる人たちを地域に根づかせる活動を行っていきたいです。
そのためにできることとして具体的には、アーティストと一緒にワークショップを開催したり、今回の台湾レポートで交流でできたカフェと一緒に「食」に関するイベントなどができたらなと思っています。

4年近く黄金町で活動してきたことを生かし地域の人たちと外部から黄金町に来た人の橋渡し的存在になれたらなと考えています。

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