師走浪人セブン
篠房六郎
が何か吼えてるので久しぶりに初期短編集を引っ張り出して読み返してみた。
気がついたらもうこんな時間。

まあ、なんだ、この人に関しては吼えるだけの資格はあるんじゃないかな。
仮想世界ものに関しては十年近い先見があるんだし、その扱いについても並大抵のレベルじゃない。
NPCとかさ、あんな使い方はちょっと思いつかない。
「無辜の民を殺せと言うのか!?」
なんて笑っていいのか真剣に悩んだ。

ネットが世界の全てだと思っている人には、
電撃でサブカルっぽい漫画を描いてる漫画家、という程度の認識しかないのかもしれない。
まさにそういう、箱庭にとらわれた人々のことを、もう何年も前から描いている人なんだけどね。
現実は皮肉に満ちている。

「随分と   笑える話だ」

作中、仮想世界の全てを見下ろしていたつもりの男は、
自分がまたそこに取り残されたのだと心のどこかで気づかされる。




叩いてる奴は考え直せ、ガチで巨乳美女だって話だぞ?