NHK福井県のニュース　福井放送局

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もんじゅ監視装置２つ目も故障

今月６日に運転を再開した高速増殖炉「もんじゅ」で、運転再開翌日に３つある核燃料の破損を把握する装置のうちの１つが故障したのに加え、９日、さらに１つの装置が故障したことが判りました。日本原子力研究開発機構では運転には影響がないとして残る１つの装置を使って運転を続けることにしています。日本原子力研究開発機構によりますと、９日午前８時ごろから「もんじゅ」で、核燃料の破損を把握する装置から放射性物質の漏えいを示す数値が断続的に出ました。原子力機構が調べたところ、漏えいは確認できず、装置の故障によるものと見られるということで、午後６時半ごろ装置を停止させました。もんじゅには核燃料の破損を把握する装置は全部で３台ありますが、このうちの１台は、７日に故障のためすでに停止されていて、今後は、残る１台で監視を続けることになります。原子力機構によりますと燃料の破損の把握についてはほかの装置でも監視しているため運転には影響はないとしています。原子力機構は、今後、故障した２台の装置を調査し、原因を調べることにしています。「もんじゅ」では、９日も核分裂反応を抑える制御棒の効き具合を調べる作業が行われていますが、国の原子力安全・保安院は今のところ、作業や原子力機構の対応に問題はないとしています。

05月10日　00時41分

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